« クルマの「希望ナンバー制」というもの | トップページ | 葬儀会社の広告入り自治体封筒というもの »

2021年1月25日

コロナ・ワクチンはアレルギーでも大丈夫なようだが

Yahoo ニュースに「新型コロナのワクチンは、アレルギーの病気を持っていると接種できないの?」というタイトルの記事を見つけて、「えっ? 俺、花粉症なんだけど!」とアセってしまったよ。よく読んでみれば大丈夫とわかって、一安心したが。

210125

それにしても、コロナ・ワクチンに関してはわからないことだらけだ。外国では接種の始まっているところもあるのに、日本での接種開始の遅れ、安全性などに関しては情報がやたら少なく、これでは情報先進国なんてお恥ずかしくて言えない。

「アレルギーがあると接種できない」ということに関しては、一時的にそうした情報が流れたものの、「英国・北米で100万回以上接種された結果、2020年12月30日にその見解が修正」されたという。しかしそれらしい情報として受け取ったのは、今回が初めてだ。

この情報によれば、「重症のアレルギーがある(もしくはあった)としても、コロナのワクチンそのものに対するアレルギーや、その成分に対するアレルギーを起こしたことがない限りはワクチンの接種を妨げるものではない」ということのようなのである。まずは一安心の話に聞こえる。

もっともよく考えてみれば、「コロナのワクチンそのものに対するアレルギー」なんてのは接種してみて初めてわかる類いのことなので、完全に安心というわけではない。まあ、医薬品というのは元々そういうものと思うしかなかろう。

とにかく問題は、日本においてはコロナ・ワクチンに関する具体的な情報が不足していると感じられることだ。日本の政治家やお役人というのは、「初めての事態への対応」というのがものすごく苦手なようなのだ。何しろ「先例に則る」というのを最強の方法論としているので。

今月 19日付のニュースでは「迅速なワクチン接種」に政治主導で対応と報じられた(参照)が、具体的には下図のように、1か月も先の 2月下旬をめどに「医療従事者 約 1万人」に接種して、本格的な接種は 4月以降という話のようだ。これを「迅速」と言うのは、ほとんどお笑い草じゃなかろうか。

2101252

これで「オリンピックを予定通り開催」なんていうのは、おとぎ話に聞こえる。結局のところは、「最善の努力を講じましたが、やっぱりダメでした」というところに落とし込みたいのかもしれないが。

 

|

« クルマの「希望ナンバー制」というもの | トップページ | 葬儀会社の広告入り自治体封筒というもの »

心と体」カテゴリの記事

コメント

『新型コロナとワクチン 知らないと不都合な真実』(アドレス欄にリンク入れておきます)には、「ファイザーやモデルナのワクチンには期待が持てるんだけど、新しいタイプ(mRNAワクチン)だけに未知のリスクがあるとして、ワクチン接種で先行する各国の様子を見たい」といった(倫理的にはマズいかもしれない)考えが示されていましたが、なんだかんだと半年くらい出遅れて、結果的に各国の成果を見てから、ということになりそうですね。情けない(なお同書の著者は、その後だいぶ各社のワクチンに楽観的になり、積極的に接種を推奨しているようです)。

この本、タイトルはいかにも煽りっぽいのですが、恐らくワクチン忌避派に手に取ってもらうための戦略で、新型コロナやワクチン、PCR検査などについて基本的なところから学べるので、お勧めです。著者の言うことを「信じる」のはダメだよ、というスタンスになっているのも誠実だと思います。

投稿: 山辺響 | 2021年1月25日 18:18

山辺響 さん:

コメント、ありがとうございます。

とにかく新型コロナについては知識が不足しすぎてると自覚しているので、さっそく Amazon で注文しました。

投稿: tak | 2021年1月25日 18:44

数年前に、アレルギー検査で、
ほぼ全ての項目で陽性の結果が出ましたが、まだ生きています。
その中で、花粉症への対応では、先週から薬を飲み始めました。

コロナワクチン、
不整脈という持病もありますので、
リスクを考えると、打つべきか悩んでいます。
もう若くないですから、人様に迷惑をかけない選択をとは思うのですがね。

投稿: さくら | 2021年1月25日 23:38

さくら さん:

これからの季節は、花粉症の辛い時期ですね。思いやられます。

不整脈といえば、私も時々出ますが、生活にはほとんど影響していません。

近頃考えているのは、自分が感染源にならないようにということですね。

投稿: tak | 2021年1月26日 07:43

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« クルマの「希望ナンバー制」というもの | トップページ | 葬儀会社の広告入り自治体封筒というもの »