満月の前は睡眠時間が短くなるらしい
NewSphere の「満月の前は睡眠時間50分短く 満ち欠けにあわせ変動 米研究」という記事に目が止まった。人の睡眠は、満月が近付くにつれて短くなり、月が再び欠け始めると、長くなるという周期を繰り返しているのだそうだ。
本日 2月 19日の晩は上弦の月で、それがだんだん満ちていき、27日に満月になる。ということは、今は睡眠が短くなるプロセスにあるわけで、26日の土曜日で最短になり、その後はまた長くなっていく。この働きによる睡眠時間の差は 50分にもなるらしい。
98名の被験者から収集されたデータを分析したところ、満月が近づくにつれて睡眠時間は短くなり、入眠のタイミングも遅れてゆく傾向が確認された。満月の前にピークを迎え、人々は平均して30分遅く眠りにつき、睡眠時間は50分短くなる。その後は再び睡眠時間が増え、月齢周期である29.5日とほぼ一致するサイクルで変化を繰り返す。
(中略)
精神医療と睡眠の専門家であるアレックス・ディミトリ博士の見解を伝えている。博士によると、睡眠調整ホルモンであるメラトニンの働きは、何らかの光を見ることで抑制される。そのため、月光が多く降り注ぐ満月が近づくと眠気が抑制されることは十分に考えられるという。
夜は月明かりしかなかった大昔からの体の「クセ」みたいなものが、現代人においても引き継がれているらしいというのはなかなか興味深い。考えてみれば、それほど太古の昔というわけではない江戸時代頃までは照明といえば行燈ぐらいしかなく、それもなるべく長く灯さないようにしていたという。
つまり人間というのは 19世紀までは、日が暮れたら素直に眠りについていたのだ。ライフスタイルは昔とは比べものにならないほど変わり、夜になっても皓々とした明かりのもとで暮らせるようになった今でも、人間の体の中の深いところはそれほど変わっていないようなのだね。
ということは、満月の前に「近頃、ベッドに入ってもすぐに眠れない」なんて言って、不眠症なんじゃないかと思い煩う必要はないということだ。元々目が冴えてしまうものなのだと思っていればいい。
「狂気」を表す「ルナティック(lunatic)」という言葉が「月」を意味するラテン語の "luna" から来ているというのも、これと関係があるような気がしてきた。 昔は眠れない夜には闇の中で悶々としているほかなかったので、「狂気の一歩手前」みたいな気がしていたのかもしれない。
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コメント
満月のときに何らかの特異的変化が出るというのはサンゴとかカニとか多いですが、私は光よりも重力かなあと思ってますね。曇ってたらアウトですし(笑)
投稿: らむね | 2021年2月19日 17:54
らむね さん:
引用した元記事でも重力の影響については触れてありますね。ただ反論も多いとか。
このあたり、文系の私にはちょっと手に負えません ^^;)
>曇ってたらアウトですし(笑)
長年の蓄積として体に染みこんでいるってことかもしれませんよ。
(これもまた、手に負えませんが ^^;)
投稿: tak | 2021年2月19日 20:11