新宿西口で「地下鉄入口に車突っ込む」というニュース
⒏日も前のニュースだが、3月 5日付の FNN プライムオンライン "地下鉄入り口に車突っ込む 階段を下り 新宿「都庁前」騒然" という見出しに驚いて、改めて読んでみた。75歳の男性が、駐車場入り口と間違えて地下鉄入口に車を突っ込んでしまったのだという。
初めは「いくら 75歳でも、不注意が過ぎるだろうよ!」と呆れたものの、ビデオを見てちょっと思い直した。というのは、そのクルマは結構幅広い歩道を横切って地下鉄入口に突っ込んでしまっているのだが、その手前にある正真正銘の「駐車場入り口」も、同じ舗道を横切って入るのである。
さらにその地下鉄入口というのは、フツーよりずっと間口が広くて「地下鉄入口離れ」している上に、クルマの運転席からは階段になっているとは気付きにくい角度になっている。突っ込んだ車は「習志野ナンバー」だし、「こりゃ、勘違いしてもしょうがないかもしれん」と思ってしまった。
というわけで、私自身が 75歳になってからでも新宿西口の都庁前で確実に間違えずに済むかと聞かれたら、「ごめんなさい、下手したら間違えちゃうかも」と答えないと、不正直者ということになってしまいそうだ。そもそもあの辺りは、あまり行きたいと思う場所じゃないし。
私の学生時代の新宿西口は、だだっ広い中のところどころに京王プラザホテルなどの高層ビルがポツンポツンと建っているだけで、どちらかと言えばのんびりした気楽な光景だった。ところが東京都庁ができた頃からというもの、やたらと忙しい街になってしまったような気がする。
いずれにしても東京全体に言えることだが、もはや劇場や美術館に行くとか、旅に出るための交通経路にでも当たるとかでもない限り、わざわざ行きたいとは思わない。前は「都会には情報がある」と思われていたが、今は情報の多くはどこにいても取れるから、マメにでかける必要がなくなった。
というか、都会にはもはや魅力的な情報なんてなくなってしまったんじゃないかとさえ思う。
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