マイナンバーカードの必要性が、また先延ばしになった
マイナンバーカードの保険証としての本格運用が、トラブル続出で先送りされることになったと伝えられている(参照)。私はマイナンバーカードなんて持っていないので、「ふぅん、そうなのね」という程度のニュースではあるのだが。
昨年あたりから、妻が「マンナンバーカードって、取得しなきゃいけないみたいよ。保険証と一緒になっちゃうらしいから」と言い出した。ちなみに妻はいつの間にそんな手続きをしていたのか知らないが、既に取得済みだという。
一方、まったく無頓着な私の分の申請書類一式は、引き出しにしまってあるようだ。「その気になったら、いつでも申請できるからね」と言うので、「はいはい、その気になったらね」と答えておいた。
そもそも私はこの種の施策に関して、ほとんど信頼していない。前は「住基カード」なんていうものを取得させられたが、一度も使うことなく引き出しの奥のどこかに眠ったままになっている。5年前に " 「住基カード」 ってものがあったのだが" という記事で書いたとおりだ。
マイナンバーカードにしても、そんなようなことになるんじゃないかと思っていたのだが、お国としては、健康保険証との一体化で実用性をもたせたいという意向のようだ。そんなことなら、健康保険証にマイナンバーを埋め込む方がずっと手っ取り早いだろうに。
そして、この「マイナンバーカードと健康保険証の一体化」という話も、先行運用していた一部の医療機関でトラブルが続出したため、先送りになったというわけである。国というのは、現実に必要なことに関しては放っておきながら、なくても困らないものはあくせく実現させたいみたいなのだ。
いずれにしても今回の「本格運用先送り」というニュースで、このカードをもつ必要性がまた先延ばしになったわけだ。そもそも、これを持たないと不便でしょうがないという世の中というのは、一体どんな世の中なのか、あまり想像できないのだが。
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