「生花」の読みで悩む人が、そんなに多いのかなあ?
ここ数年、私のブログでいつもアクセス上位にランクされるのが、"「生花」と書いて「せいか」と読むか「なまばな」と読むか" という記事だ。ここ 2〜3日はサイドバーに表示される「人気記事ランキング」で 1位の座をずっとキープしている。
とはいえ書いた当人が言うのもなんだが、「こんな記事、どうしてそんなに頻繁にアクセスされるのかあ?」と、いつも疑問に思ってしまうのである。だってこんなのかなり軽い話で、大した問題じゃないからね。
私としてはこれまで、「生花 なまばな」というキーワードでググって来てくれる人が多いのだと思っていた。「なまばな」という言い方をたまたま聞いた人が、「そりゃ何だ? 食べ物じゃあるまいし! そんな言い方ってフツーにあるのか調べてみるか」なんて思った結果と想像していたのである。
ところがその想像は、どうやら「ハズレ」のようなのだ。というのは、試しに「生花 読み方」という 2つのキーワードでググってみたところ、私の記事は 5番目にランクされているが、「生花 なまばな」というキーワードだと、私の記事はずっと下位になり、辿る気も失せてしまうほどだからである。
ということは、アクセスの多くは ”「生花」という言葉の読み方” そのものを調べてみようとした結果なのだろう。
実際のところ、最近よく使われるのは、芸事の「生け花」が大勢で、稀に葬式の場面で「生花(せいか)」が使われるぐらいのものだと思う。私としては「なまばな」なんていう言い方は、ここ 10年以上聞いたことがない。
もしかしたら最近は、多くの人が「生け花」という言葉に馴染んで、「生花」という言い方に違和感を覚えるのではないかと思い当たった。それでついググってみたくなったというのは、十分に「あり」で、案外これが正解なのかもしれない。
ちなみに「読み方」に関する検索結果で私より上位の記事はいずれも、「どう読むのが正しいか」という視点から入って、結局のところ、いろいろな読み方があるという結論に落ちつかせている。これって、私から見るとちょっと意外な考え方だ。
というのは、私の記事のトーンは「どの読み方もありだけど、時代とともに『せいか』が有力になっちゃったよね」ということだからである。言葉の捉え方では、最初の視点からしていろいろあるようなのだね。
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