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2021年4月21日

「女王」の読み「じょおう/じょうおう」のまとめ

今日の昼過ぎにクルマで移動中、TBS ラジオ「赤江珠緒のたまむすび」という番組で「『女王』の読みは『じょおう』か『じょうおう』か」という話になっているのをチラリと聞いて、「ああ、またウチのページにアクセスが殺到するな」と思った。

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夕方に帰宅してアクセス・ログを調べると案の定、当ブログの 2005年 11月 12日付 "「女王」は「じょおう」か「じょうおう」か" というページに、13:13 から 16:18 の 3時間 5分の間に 260件のアクセスがあって、しかも 13:13 から 13:30 の間は、1分間に 10件以上のアクセスだ。

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まさに 「たまむすび」で「女王の読み」の話が始まってからのアクセス集中である。ラジオの影響力はテレビに比べて低下していると言われているが、この数字をみるとラジオの聴取者数というのはまんざら捨てたもんじゃないとわかる。

私はこの 15年以上前の記事で、「女王」の読みは現代の国語辞典的には「じょおう」が公式だが、「じょうおう」と読む人がかなり多いのは、古語の発音から来ていると思われると書いている。「女王」は古語的には「ぢよわう」なのである。

「わう」の発音が後に 「をう」(「ワ行」なので「うぉう」となる)と音便化し、「女王」の場合にはその発音が先祖返り的によみがえって、「じょうおう」となってしまいやすいというのが、私の推論だ。下の図は私のメインサイト「知のヴァーリトゥード」のページに示したものである。

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ただ、このブログで「女王の読み」問題に触れた記事は、ほかにもう 1本あり、最初の記事のほぼ 1年後、2006年 11月 18日に、"再び、「女王」の読み方" というタイトルで書いている。

そこでは、「女房/女御」とかいう言葉では、「にょうぼう/にょうご」になることとの関連として述べている。実は「女王」という言葉は、古代においては「によわう」の読みの方が一般的だったのだ。

この「女」を「にょう」 と延ばして読みやすい身体性と、「わう」-「をう」-「うぉう」 という音便との「合わせ技」で、「女王」が「じょうおう」と読まれる「根強さ」が発揮されているのかもしれない。

というわけで、今日は「女王の読み方」のまとめである。

 

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コメント

本文記事から逸れますが、いっちょご報告。

ぢょわうの元記事の近所にある「3つの願い」の記事について、4月23日のCBCラジオ「つボイノリオの聞けば聞くほど」と言う番組で、ちらっと紹介されておりました。

話題は、「流れ星に願いを言うのは、宇宙ステーションでも叶うのか?(めっちゃ要約)」と言うものでしたが、その派生で「3つの願い」が出てきました。

つボイノリオの聞けば聞くほど | CBCラジオ http://radiko.jp/share/?t=20210423094820&sid=CBC #radiko

余計なお節介で恐縮至極!(告げ口だなぁ…)

投稿: 乙痴庵 | 2021年4月23日 10:16

乙痴庵 さん:

嬉しいご報告ありがとうございました。いやはや、20年近く前の記事ですね (^o^)

「何のこっちゃ?」と思われる方のために、リンクを示します。

http://tak-shonai.la.coocan.jp/intelvt/intelvt_001.htm

投稿: tak | 2021年4月23日 11:30

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