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2021年5月29日

蚊の撃退グッズから、ウィルスの話に飛んでみる

人間を殺す凶悪生物ランキング第 1位は「蚊」…撃退グッズベスト 10を専門家に聞いた」というニュースによると、年間で最も多くの人を殺す生き物の 3位はヘビで 50,000人、2位はヒトで 475,000人、そして 1位は蚊で 725,000人なのだそうだ(出典: 2014年 4月 25日付 GatesNotes)。

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ヒトはヘビの 10倍近くの人を殺しているということに啞然としてしまうが、それを遙かにしのぐ数の人が、蚊の媒介する伝染病(主としてマラリア)で命を落としている。これもまた、改めてビックリという数字だ。

ビル・ゲイツは蚊による伝染病撲滅に力を入れているようで、彼の "Mosquito Week 2014" ビデオは、かなり鬼気迫るものだ。見てしまうと、始まりつつある「蚊のシーズン」に向かってしっかり対策したくなる。

というわけで、最初に紹介した記事で「オススメ」とされている撃退グッズのベスト 1、2 は、「ワンプッシュ型スプレー」と「液体蚊取り」だそうだ。なんだ、これなら我が家にもある。やはり定番が最も効果的ということか。

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それからずっと下って 8番目に紹介されているのが、「携帯用電池式蚊取り」というもの(下の写真をクリックすると、最新式を見ることができる)。身に付けておくと蚊に刺されにくくなるので、屋外で雑草の刈り取りをする時などに私も重宝している。

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そして実をいうと私は、9番目に紹介されている「蚊取りラケット」なんてものまで持っている。狙いを定めて一振りすると「ピチッ」と微かな音がして、通電したネット上に感電で昇天した蚊やハエが引っ付いているので、これを屑籠の上でトントンと払えばおしまい。かなり実戦的だ。

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「携帯用電池式蚊取り」と「蚊取りラケット」は、私のように蚊の多いところ(ということは自然豊かなところ)に住んでいる者にはかなり役に立つ。

ことのついでに、ビル・ゲイツの挙げた最凶生物(Deadliest animals)4〜10位と、その年間犠牲者数は次の通り。

4位 イヌ(狂犬病)の 25,000人、5位は ツェツェバエ(アフリカ睡眠病)、オオサシガメシャーガス病)、淡水カタツムリ(住血吸虫症)が同数で 10,000人、8位 回虫の 2,500人、9位 条虫(サナダムシ)の 2,000人、10位 ワニ(クロコダイル)の 1,000人。

淡水カタツムリってフツーのカタツムリ(ナメクジを含む)のことだが、実は寄生虫の宝庫で相当にヤバいらしい。生で食べると死ぬほど美味しいという都市伝説があるが、本当に死ぬこともある(参照)から、良い子は決して食べないように。(フランス人は「エスカルゴ」なんて言って、料理して食うけど)

以下 15位までは、カバ(500人)、ゾウ、ライオン(いずれも 100人)、オオカミ、サメ(いずれも 10人)と続く。カバは呑気そうなイメージに反してかなり獰猛と聞くが、なるほどライオンの 5倍も人を殺している。オオカミとサメはこんなものだろうが、クマが圏外というのは意外だ。

最近では「新型コロナウイルス」というのが加わるのかと思ったが、そういえば半世紀以上前に学校で「ウィルスは生物と無生物の中間的存在」みたいに教わった覚えがある。念のため Wikipedia で調べると、今日では「一般的には、ウイルスは生物ではないとされる」ということになっているらしい(参照)。

科学的に言うと「極微小な感染性の構造体」なのだそうだ。ずいぶんビミョーな言い方である。ビミョーついでにもっとざっと言ってしまえば、「生きとし生けるもの」と「ありとしあらゆるもの」とは違うというのが、現代科学のスタンスのようだ。

このあたり、敢えて割り切りすぎずに曖昧なレンジを突き詰めて研究すれば、新しい発展があってパンデミック発生防止にも貢献できそうな気もするが、私の手に負えないので最先端の人たちに期待することにしよう。

 

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