夢の中での「神のお告げ」やら何やら
一昨日の TBS ラジオ「伊集院光とらじおと」を聞いていて、伊集院の「夢」に関する話に笑ってしまった。彼は今月 13日に師匠である三遊亭円楽との「二人会」を開くことになっているせいか、最近寝ていても落語の夢ばかり見るという。
その夢の中に登場する「落語の神様」(何故か、顔がラモス瑠偉なのだそうだ)が、演じ方に関して、それまで思いも付かなかったような素晴らしい示唆をしてくれる。それを聞いて「ああ、そうか!」と、はたと膝を打つほど感動・得心するのだが、朝になるとすっかり忘れてしまっているのだという。
ある夜、今度は何故か今は亡き元プロ野球選手・解説者の松木健次郎さん(写真・右)が「落語神」として現れて、最上級のアドバイスをくれた。そこですぐに目を覚まして、忘れないように急いで枕元のスマホにメモ書きし、またすぐに眠りに落ちた。
朝になり、どんなアドバイスだったろうと心躍る思いでおもむろにスマホを開くと、こんなメモが出てきた。
「おっぱい揉んどくんだった」
どうして夢の中ではこんなことに感動したのかさっぱりわからないが、しかし、さすが伊集院である。本番ではこれを何とか噺の中に盛り込むつもりらしい。
これを聞いて、「そうそう、夢の中での『神のお告げ』なんて、大抵そんなようなもんだよね」と思ったのは、私ばかりではなかろう。
かくいう私もブログのネタ関連で「素晴らしい神のお告げ」を夢に見ることがある。「うわぁ、こんな世界を一言で語り尽くすほどの『人生の機微』を書いちゃったら、ブログ界に革命が起きるじゃん!」と思うほどだが、ご多分に漏れず、そんな「お告げ」は、目が覚めた頃にはすっかり忘れてしまっている。
つい先月もまたまたそんなような夢を見て、この時ばかりは「これだ!」とばかりに、息も弾むほど興奮して目が覚めた。ところがその場で冷静になって夢の中身を思い出してみると、「子どもの三輪車にバッテリーを付けて筑波山をヒルクライムし、それをブログに書け!」みたいな、アホな話である。
これを本当にやったら、確かに変な意味での反響はあるかも知れないが、あまりの馬鹿馬鹿しさにがっくりと脱力。夢の中ってよくよく「異次元の世界」と思うほかない。
そんな話をしていると、妻まで「私もよく見る夢があるの」と言い出した。「夢の中で従姉妹の T ちゃんと散歩してると、T ちゃんが空中を飛び始めるのよ」
「T ちゃん、飛べるんだ、いいなあ! と思っていると、「あなたも飛べるわよ。飛んでみなさいよ」と言われて、試しにひょいと弾みをつけると、当たり前のように体がフワリと宙に浮く。
「うわぁ、私って、飛べるんじゃん。どうして今まで気付かなかったんだろう。これからはいつも飛ぶことにしよう!」なんて思いながらいい気持ちで空中浮遊しているうちに、ふと目が覚めてしまう。
そうか、だから妻は夢が実現して、いつも「飛んでる」のか。
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