コーヒーやお茶と、「死ぬ/死なない」の綱引き
Gigazine に "コーヒーやお茶をよく飲む人は「心臓発作や脳卒中になった後」の生存率が高いことが判明" という記事がある。大阪大学大学院医学系研究科社会医学講座の磯博康教授らの研究チームが明らかにしたのだそうだ。
ニュースはこのように始まる。
これまでの研究により、コーヒーは心不全のリスクを下げることや、お茶には心臓病や脳卒中を予防する効果があることが分かっています。さらに、アメリカ心臓協会が刊行している学術雑誌・Strokeに掲載された日本の研究により、「緑茶やコーヒーをよく飲んでいる脳卒中や心臓発作の経験者は生存率が高い」ことが分かりました。
コーヒーが心不全のリスクを下げることについては、私も今年 3月 14日付の「コーヒーを好きなだけ飲むための言い訳が増えた」という記事で紹介している。そしてさらに、今回の研究では、仮に心臓病や脳卒中になっても、緑茶やコーヒーをよく飲む人は死なずに済む確率が高いというのである。
ただ、前回紹介した「心臓病や脳卒中の予防効果」については、私もかなり歓迎していたのだが、今回の「死なずに済む」という発表については、嬉しいような、そうでもないような、複雑な気がしている。
「人間、死ぬ時は死ぬんだから、何とか死なずに生き延びたとしても、それまでみたいにピンピンしていられるわけじゃないだろうよ」ということだ。ヨレヨレで生き延びるよりは、さっさと寿命を全うする方がマシなんじゃないかなんて思ってしまうのだよね。
というわけで判断に迷ってしまったわけだが、結局「好きなものは我慢せずに頂こう」というところに落ちついた。あれこれ考えてもしょうがないから、勝手な話ながら自分が心臓病や脳卒中にならないことを信じつつ、あとは運を天に任せてしまおう。
ちなみに、コーヒーの心臓病、脳卒中の予防効果や致死率を下げる効果は確認されているものの、砂糖を入れて飲むと、その効果は帳消しになってしまうらしいのでご注意。私はいつもブラックだからいいけどね。
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コメント
コーヒーはいつもブラックですが、時々、ホント時々、ミルクやお砂糖たっぷりのコーヒー飲みたくなります。
アイスコーヒー半分ちょい飲んで、そこにミルクとシロップ投入。
アマアマ!しながら、脳の疲れを癒してます。(と言い訳など)
投稿: 乙痴庵 | 2021年6月25日 16:00
乙痴庵 さん:
私は甘いものが欲しくなったときには、大福なんか食べちゃいます (^o^)
投稿: tak | 2021年6月25日 18:37