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2021年6月10日

今年の梅雨はどんな具合になるだろうか

沖縄の梅雨入りが宣言されたのは、平年とそれほど変わらない 5月 5日だったが、その後 11日から 16日にかけての 1週間足らずの間に、九州南部から東海にかけてズラズラっと例年より 20日ぐらい早い梅雨入りが発表された。確かにあの頃はちょっと天気がぐずつき気味だった。

210610

そんなこんなで、「関東の梅雨入りも早いのかな」と思っていたのだが、それらしい雨の日があっても 1〜2日のうちには持ち直すみたいな天気が続き、6月 10日現在、まだ梅雨入りしていない。気象庁のサイトに行ってみると、上の図のように関東は明日 11日も全般的に晴れの予報だ。

今週末から湿った空気が入り込み、週明けには前線が近付くというが、来週早々に梅雨入りするというわけでもなく、16日(水)以後になって連日雨が続くようになるだろうということになっている。つまり、梅雨入りは水曜日あたりになる可能性があるというわけだ。

東海地方の梅雨入り宣言から 1ヶ月経って、ようやく関東も梅雨入りしそうというわけだ。もっとも関西あたりでも決して梅雨らしい天気ではないようで、駅前糸脈の先生も「気象庁がそう言うから梅雨なのだろうと半信半疑で受け入れている」と書かれている(参照)。

そしてその後に、季節感覚に関して「年代によってかなり感覚が違う気がする」とおっしゃっているのは、「なるほど!」と納得だ。それについてこんなように書かれている。

二十歳の人は子供の頃から異常気象の中で育って居るので、六十歳以上のおかしいなあと言う感覚はなさそうだ。

なるほど、私なんぞは口を開けば「近頃、天気がおかしい、おかしい」と言っているような気がするが、若い人たちはこんなものだと思っているのだろう。

私が 18歳まで過ごした山形県庄内地方というところは、真夏でも滅多に 30℃ を超えなかった。小学生の頃、部屋の寒暖計を見て夏休みの宿題の「絵日記」に「今日の最高気温 31℃」なんて書いても、夕方のニュースでの酒田測候所の発表は 29℃ なんていうことが多く、ちょっとがっかりしていたものだ。

あの頃は「東京のように、毎日 30℃ を超えてこそ本当の夏」と思っていた(これって「東京コンプレックス」だったのかも)ので、何となく不満を感じたりしていたものだが、今思えば「過ごしやすいありがたい夏」だったわけだ。その酒田も、最近の夏は当たり前のように 30℃ を超える。

ことに梅雨入り前から平気で「30℃ 以上の真夏日」というのが連発されると、「一体どうなってるんだ?」と思ってしまう。半世紀前の記憶を辿り、「あの頃の気象の方がずっとマトモだった」という思いが抜けないのである。

ここで急に冬の話になるが、そう言えばここ 3〜4年、つくばの地でも冬の朝の「雪かき」をせずに済んでいる。前に会社勤めをしていた頃は、雪の中から車を掘り出して出勤するなんてことが、一冬に 1〜2度あったものだが、最近は「スタッドレスタイヤが必要」というほどの雪になることもほとんどない。

さて、今年の梅雨はどんな具合になるだろうか。以前は「梅雨入りが遅いと大雨になることが多い」なんて言われていたものだが、最近はそんな常識もどこかに行ってしまったような気がしている。

 

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