「中身より外見」というのが本音らしいのだが
NewSphire に「マスクきっかけで手術を受ける人が増加、フランス」という記事がある。新型コロナウイルスによる感染症の蔓延でマスクを付けることが多くなったので、「他人に気付かれずに整形手術をするなら、今だ!」ということになっているらしいのだ。
「人間、中身が肝心」とはよく言われることだが、実際には「外見がものを言う」というケースが少なくない。いくら能力があっても、外見で損をしている人はいくらでもいるのだ。
それに「中身を鍛える」のは多大なる時間を要するが、外見を整えるにはそれほどの時間はいらない。だったら、この時期に整形手術をしようという人が増えるのは何の不思議もない。
この記事の元ネタは「フランス・アンフォ」の 4月 27日付(参照)と書いてあるが、これ、リンク先に行ってみると "franeinfo" というサイトなのだね。英語読みなら「フランス・インフォ」だ。で、憚りながら、私はフランス語は挨拶と 1 から 4 までの数しかわからないので、内容は全然読めない。
この記事の中で、精神分析医グランジュアール氏は、「見た目重視の傾向はここ数年圧倒的で、ひどくなる一方だ」と述べ、画像に依存する SNS がその原因の一つだと警告しているという。Zoom などは顔が露出されるから、どうしても「見た目」にこだわりたくもなるのだろう。
ただ、Zoom を使ったミーティングなんかでも顔が映るアングルをまともにすれば、それなりにちゃんとした見た目になる。人によっては PC を使わずにスマホをとんでもない距離と角度で顔の前に置いちゃうからものすごい「鼻の穴人間」に映っちゃって、こちらは笑いを堪えるのに苦労したりするのだよね。
個人的な見解としては、Zoom では「外見そのもの」よりも「映り方」の方にこそ、その人の内面とセンスが現れるのだと、つくづく思う今日この頃である。
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