ネコがベッドの足許に飛び乗って「ふみふみ」するとき
Gigazine に "なぜネコは「足でふみふみしてくる」のか?" という記事がある。ウチでも昔は 犬 1匹、猫 2匹飼っていたから、ネコの「足でふみふみ」はお馴染みの行為だった。これ、猫を飼っている人なら大抵「ねえねえ、かまってかまって」のサインであることぐらい知っている。
ウチでは昔、年長の白猫と、年少の黒猫を飼っていた。気位がやたら高くいつもツンと済ましている白猫に対して、甘えん坊ですぐにすり寄ってくる黒猫と、性格は対照的だったが、どちらも早朝に甘えたいときには、こちらの寝ているベッドの足許に飛び乗って、「足でふみふみ」してくるのは同じだった。
ただ、白猫はほんのたまにだが、黒猫の方はしょっちゅうという違いはあった。いずれにしても「足でふみふみ」された時には、「おいで」と一声かけて布団にちょっと隙間を作ると、喜んで潜り込んでくるのだった。
いや、黒猫の方は大喜びで飛び込んできたが、白猫の方は、「まあ、しょうがない、付き合って上げるわ」ってな風を装いつつ、もったいぶって潜り込んでくるという点でも違いは見せていたかな。
Gigazine の記事を読んで、こんな昔の記憶をなつかしく蘇らせてしまった。自分の和歌ログを辿ると、白猫が最後に登場したのは 2010年 10月 31日付で、それから間もなく死んでしまった。そして黒猫の方もその翌年の 4月 26日に息を引き取り、家の中が一気に静かになった。
おもしろいのは、日本語の記事では「足をふみふみ」と表現される行為が、Conversation というサイトの元記事では ”Why do cats knead with their paws?” (なぜネコは前足で "knead" するのか?)というタイトルになっていることだ。”Knead” というのは「こねる」という意味である。
これ、子猫のときに母親の腹部をこねて「ミルク飲みたい」と伝えていた頃からの名残が、成長してからもずっと続いているものらしい。やっぱり「甘え」のサインに間違いないのだね。
ただ ”knead” というのはちょっと学術用語っぽくて、フツーには ”making buiscut"(ビスケット作り)なんて言うらしい。なるほどね。これってほとんど前足でやるから、日本語でも「ふみふみ」と言うより「こねこね」の方がいいかもしれない
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