電気に妻を殺させろ?
下の画像は、英国の Willesden Electricity Department (「ウィルズデン電器事業部」とでも言えばいいのかな?)の 1936年頃の広告ステッカーである。「掃除機などの電気器具をを活用して、妻の家事労働の負担を軽くしてあげましょう」というメッセージだ。
このステッカーの宣伝コピーは、以下のようなもの。
Gentlemen!
Don't let Hard Work Kill Your Wife...
Let ELECTRICITY Do it.
直訳すれば、「紳士諸君、重労働をしてあなたの妻を殺させるな。電気にそれをさせなさい」ということになる。これは 2通りの解釈が成り立つとして、昔から有名なものであるらしい。
好意的に読み取れば、「過重な家事は、あなたの妻の寿命を縮めるから、電気機器にそうした家事をやらせなさい」というメッセージとなる。しかし、私のような「アスペルガー症候群」一歩手前の人間は文字通りの解釈に走ってしまうので、次のような意味に受け取りがちだ。
「重労働に妻を殺させるな。電気にそれ(妻殺し)をさせなさい」
コピーの最後の "it" というのを、「過重な労働」ではなく「妻を殺すこと」と解釈する方が、構文的にはずっと自然なのだからしかたがない。この場合の「電気」といえば「電気椅子」みたいなものが頭に浮かび、元々からして英国っぽいジョーク混じりなのかもしれないなんて想像までしてしまう。
まあ、こうした「言葉の詮索」から離れるとしても、前世紀初頭は英国の家庭でも妻が家事労働に忙殺されていたようだと想像できるのである。ステッカーの左上には、ベッドでコーヒーを啜りながらのんびりと新聞を読む夫の姿が描かれているのに。
欧米諸国では「男女平等」なんて昔から実現されていたみたいな言い方をする向きもあるが、実際にはこの程度のレベルだったようなのだ。ちゃんとした「男女平等」は、不断の反省と努力がないと達成されないのだよね。
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