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2021年7月 8日

「なんだかなあ感」漂った APA ホテルの一夜

2泊 3日の富山、長野出張の第一夜は、APA ホテル。私は 4年前 1月の記事に書いたようなわけで、このホテルは前々からできるだけ避けているのだが、クルマで来ているので、直前に駐車場の広そうなホテルを検索したらここしかなさそうだったため、つい予約してしまったのである。

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フロントの女の子が新米らしく、チェックインで余計な手間を取ってようやく部屋に入ると、デスク上のラックに写真のような本が並んでいる。"Apple Town" というのはこのホテルの雑誌らしいが、Mac、iPhone、Apple Watch のユーザーである私としては、ちょっと複雑な気分である。

手前にある『理論 近現代史学 本当の日本の歴史』というのは、「社会時評エッセイ 2020-2021  誇れる日本 日本復活への提言」なんてサブタイトルが付いていて、なんだかスゴい「理論」のようだし、右側のはアパグループ代表 元谷外志雄という人の写真が表紙で、ちょっとアブナそうな印象すらある。

つい怖いもの見たさで ”Apple Town” という雑誌を開いてみると、冒頭記事は「アパグループ創業 50周年記念」と、上の写真左下の本の出版記念パーティの特集記事だ。下のように、ここで祝辞を述べた人の写真も載っていて、まあ、いかにもそれらしい顔ぶれである。

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左下、ウェディングドレス・デザイナーの桂由美さんは話してみればいい人なので、こんなパーティなんかに出なくてもいいのにと思ってしまうが、まあ、だいぶお歳でもあるし、いいか。例の桜田義孝衆議院議員も祝辞を述べたようだが、セリフ間違えずに言えただろうかと心配になる。

さらに言えば部屋のトイレの水の勢いも弱すぎて難儀するしで、設備的にも雰囲気的にも、「なんだかなあ感」の漂う一夜だった。夜が明けて朝食会場で提供されていたコーヒーも、はっきり言ってめっちゃマズかったし。

というわけで悪いけど、このホテルはできるだけ避けようと改めて思った次第である。

 

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コメント

you tube 上では〝アパホテル、最高だよねぇ"って激賞する人もいますよね。
新築したところはそれなりにイメージが統一され、設備も整ってるんでしょうね。

東横インは建物のデザインが統一され一見すれば東横インと直ぐわかりますね。設備に関しては特に不満はないですが、朝食は粗末です。お皿も洗いきれてないのが置いてあったし。

東横インも経営者が「お大観様が好きで...」ということでそれに関連する小冊子があったと記憶してますが、それとなく置いてあるので〝なんだかなぁ″感はありません。アパホテルみたいに個人を前面に出されると〝なんだかなぁ″感が出てしまいますね。
多分全員が〝なんだかなぁ″感をもってホテルを後にしたと思います。

それから、一時のビジホ不足の時にアパは一万以下の部屋に三万以上の価格を付けて常連ビジネス客を敵に回してしまいましたね。それがビジネスというものかも知れませんが、多くの客を失ったと想像します。

投稿: ハマッコー | 2021年7月 9日 00:00

ハマッコー さん:

>新築したところはそれなりにイメージが統一され、設備も整ってるんでしょうね。

本当にそうですね。古いホテルを買収したようなのは、かなりポンコツ感があります。

>一時のビジホ不足の時にアパは一万以下の部屋に三万以上の価格を付けて常連ビジネス客を敵に回してしまいましたね。

それは知りませんでした。「それをやったらおしまいよ」というやり方ですね。

投稿: tak | 2021年7月 9日 05:58

アパホテルは経営者の思想が嫌なので利用したことはないのですが、それより何より、本社ビル(※)改装の時の現場管理がむちゃくちゃだったので、「社員や幹部の目が行き届くはずの場所でこれなんだから、そうでない系列ホテルの工事とか酷いんだろうな」と怖くなりました。

※ 私の勤務先の近所にあり、最寄り駅との行き来でいつも前を通るのです。

投稿: 山辺響 | 2021年7月13日 17:49

山辺響 さん:

なるほど。

元々「アパホテル」として建てられたものはまだしも、潰れたホテルを買い取ったものはヒドいと言われてましたが、元々のアパホテルもそんな感じなんですね ^^;)

投稿: tak | 2021年7月13日 22:14

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