「テレ朝飲酒転落事件」 の顛末が理解できた
テレ朝の五輪スタッフが「打ち上げ」の宴会をして、カラオケ屋のビルから落ちて入院というニュースを最初に知ったのは 6日前の 8日で、「女性社員がビルの看板を伝って出ようとして転落」と聞いたので、酔った勢いでスポーツクライミングの真似なんかしたのかと思っていた。
「そんな悪ノリの曲芸大会なんてやらなければ、こんな時期に宴会していたこともバレなかったのに」と思いつつ、いずれにしても「マスコミの体育会系って、集まって宴会するのが好きだよなあ!」なんて、ちょっと呆れてはいたのである。ところが実際は、「曲芸大会」じゃなかったようなのだね。
文春オンラインの記事によれば、宴会は夜明け過ぎもまだ続いていて、夜明け前頃、先に帰ろうとした女性社員(A子)が 2階の踊り場から看板やパイプの出っ張りをつたって出ようとしたのだそうだ。そして足を滑らせて落ちたという。
問題はここからで、テレ朝一行はその女性社員が落下して病院に運ばれたことなど露知らず、大ノリの宴会は続いていたらしいのである。警察が来て「いなくなった女性はいないか?」などと聞かれて初めて事の次第を知り、全員が渋谷署で取り調べを受けて、解放されたのは 3時間後だった。
それにしても女性社員 A子、相当酔っ払っていたようで、言っていることが混乱している。(以下、記事からの引用)
A子さんは何故かエレベータを使わず非常階段で 1階まで降りたものの、「1階のドアには鍵がかかっており、外には出られなかった」と語っているという(この点についてパセラの担当者は、「鍵はかかっておらず、しかも 8月 12日には所轄の消防署が調査に見え、消防法上問題がないことが確認されました」とコメント)。
と、この部分ではは 1階まで降りたことになっているが、次のくだりでは、1階まで降りられないと気付いたと言っている。
『突き落とされたり、脅されたりはしていない』『(個室の 6階から)階段で降りていったが、途中で 1階まで降りられないと気付き、何かをつたって降りようとした記憶がある』などと説明したそうです。
文春スタッフも、この点の矛盾に気付かなかったのか、少なくとも記事の中では深く追求していない。 ただ、1階のドアには鍵がかかっていなかったという店側のコメントと照らし合わせれば、A子は 1階までは降りていなかったんじゃないかと考えるのが自然だろう。
いずれにしても、それほどまでに頭が混乱していたので、看板をつたってビルの外壁を降りようなんて突飛な考えを起こしたわけだ。そのアグレッシブな姿勢は、仕事の方に活かしておけばよかったのにね。
というわけで、ことの顛末を何とか理解した上で思ったのは、実はこのテレ朝スタッフ以外にも、打ち上げに興じていたマスコミ・グループはいくつもあったんじゃなかろうかということだ。「ネズミを 1匹みかけたら、10匹いると思え」と言われているぐらいだからね。
ほかのグループは、たまたま幸運にも A子のような素っ頓狂が混じっていなかったために、バレずに済んだというだけである。本当によかったね。取りあえず、しばらくのところはおとなしくしていよう。
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コメント
あくまでアタクシの場合と、前置きをいたします。
酔っ払いモードになると、なんか限界にチャレンジ!してみたくなる気持ちは理解できます。
アタクシの場合は、名古屋で飲み過ぎ最終逃しをして、約40kmを歩いて帰る、など…。
…9時間ちょい?10時間弱っくらいかかりました。金曜日の真夜中から土曜日の昼前まで、アホやなぁ…。
今なら始発動く時間までフラフラ移動して、それから、…って!もうしません!
投稿: 乙痴庵 | 2021年8月16日 17:54
乙痴庵 さん:
40km とは、よく歩きましたね。
私は 約 30km ママチャリで帰ったことがあります。
(自転車でも飲酒運転になるのですが、昔のこととて時効ということで、よろしく。職務質問に引っかからなかったのは幸運でした ^^;)
酔っ払ってたので、2時間以上かかって、夜が明けてました。
投稿: tak | 2021年8月16日 18:42