インクジェット・プリンターのインク、高い!
自宅では レーザー・プリンター(Brother JUSTIO HL-2270DW)とインクジェット・プリンター(Epson EP-840A)の 2台を使い分けている。メインで使っているのはレーザー・プリンターの方だ。
JUSTIO HL-2270DW はモノクロ印刷のみの単機能なので、年賀状などのカラー印刷と、アナログ文書のスキャンやコピーには EPSON EP-804A を使う。ただ、そんな機会は少ないので、こちらのスイッチを入れるのは、せいぜい月に 2〜3度ぐらいのものだ。
ところがインクジェット・プリンターは、どいういうわけかインクの消耗が激しいのだ。年賀状印刷の際にしっかりカートリッジを交換し、終わった後に残量の少なくなった分の交換もしているのだが、半年も経つとまた「〇〇色のインク残量が少なくなっています」なんて表示が出てくる。
「それほど使ってるわけでもないのに、どういうわけなんだ !?」とムカついて調べてみたら、インクジェット・プリンターのインクというのは、印刷以外でもヘッド・クリーニングなどで消耗してしまうようなのだね(参照)。いやはや、これは知ってるようで、切実な問題としては知らなかった。
同じ消耗するなら、ヘッドクリーニングなんかより実際の印刷で使う方がマシと思ったりもしたが、それだとさらに、あっという間に消耗し尽くしてしまうだろうから、普段のモノクロ印刷はどうしても、コスト・パフォーマンスのいいレーザー・プリンターを使うことになる。
その昔、太平洋戦争の頃は「ガソリン一滴、血の一滴」なんて言われていたらしいが、インクジェット・プリンターのインクはガソリンどころじゃない。1cc あたりに換算したら、高級ワインなんかより高そうだ。
というわけで最近は、純正インクより価格の安い互換インクを使ったりもしている。上の写真では、純正と互換が併用されているのがおわかりだろう。シアン、イエロー、ブラックが純正だ。
ただ、私のような使い方だと使用量そのものが少ないので、互換インクによるコスト削減効果は大したことがなくて、それなら純正インクの品質を取った方がいいような気もしてしまう。さらに気のせいか、互換インクのカートリッジの方が消耗が早いようにも感じるのだが、確かなことはわからない。
これと比べると、レーザー・プリンターのトナーってコスト・パフォーマンスがいいよね。さんざん使っているのに、いつトナーを交換したのか忘れてしまったほどだ。
ちなみに JUSTIO HL-2270DW は既に販売終了しているが、Brother のサイトでは「レーザープリンター・複合機」と称されている(参照)。オプションのドライバーを入れたらスキャナーにもなるのかなんて思ったりしたが、どうやらそうでもないらしい。
たまたま「レーザープリンター・複合機」のカテゴリーの中に表示されているだけということのようだ。紛らわしいなあ。
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コメント
私はブラザーのインクジェット方式を使ってます。純正品の七割くらいの価格の互換品インクを使ってますが、最近の互換インクの質の向上はかなりのものらしく、一個百円以下で買えるのもあるようで知人はそれを使ってます。
品質に問題はないか尋ねたら一切問題ないようです。次はそれを使ってみようと思います。(ヤフーショッピングで買えるようです)
そもそもプリンターとインクは異常な価格体系ですね。
新品のプリンターが2980円で、インクセットだけ買うと2780円だったか、計算上は本体が200円也。
マシンを安く売ってインクでがっぽり儲けるメーカーのビジネスモデルは崩れつつあるように見えますが、結局は崩れないのは、互換品を一度でも使ったら保証はしませんとの脅し文句にビビっている人が多数いるからのようです。
プリンターヘッドの極小の穴を詰まらせないために、毎日一回キーコキーコ音がしてインクを流しますが、その不要インクを溜めるパッドが一杯になると事実上そのプリンターは寿命を迎えることになります。パッドの交換はできますがその費用を考慮すると新しいのを買ったほうがよさそうです。プリンターは少々悩ましい世界です。
投稿: ハマッコー | 2021年8月 8日 19:43
ハマッコー さん:
>最近の互換インクの質の向上はかなりのものらしく、一個百円以下で買えるのもあるようで知人はそれを使ってます。
ネットで調べてみたところ、6色+黒で、税込み ¥1,080 なんていうのがありました。純正のほぼ 7分の 1 ですね。次からこれで行ってみようと想います。
クリーニングで使った不要インクを溜めるパッドが一杯になると寿命というのは、初めて知りました。いやはや、インクジェット・プリンターというのは、かなり不条理な世界ですね。
投稿: tak | 2021年8月 8日 21:06