「二階幹事長交代」の流れらしいのだが
「やくざ顔」そのものだった二階幹事長が、最近妙に「ジイさん顔」になってきていると思ったら、こんな事情だったのか。昨日になって「二階幹事長交代」の流れが一斉に報じられ、テレ東は当人もそれを容認していると伝えている(参照)。
「二階幹事長交代」が旗印みたいなイメージで総裁選に出る岸田氏との争点を曖昧にするという意味があるのだろう。ただ、一方では "二階氏、岸田氏に不快感 党改革案めぐり「失敬だ」" なんていう産経のニュースもあって、相変わらず恫喝だけは忘れていない。
こうして「貸し」を作っておけば、「菅政権継続の折には、悪いようにはしないだろうな」ということなのだろう。結局落ちつくところは「やくざ的論理」である。
いずれにしてもはっきりしているのは「菅首相の続投意欲は十分」ということだ。これだけ支持率の下がっている中で、そのノー天気さは超人的と言うほかない。一度自分と周辺以外が見えなくなると、あとはとことん見えなくなるものらしい。
当然ながら自民党内の若手には「党の顔が菅首相のままでは、総選挙が戦えない」という当たり前の情勢が見えているので、この辺りの低次元な綱引きが当面の焦点となるのだろう。総選挙が終わって本格的な秋風が吹くまでは、鬱陶しい話が続く。
まったくもって因果なことで、何がどう転んでもあまり驚いたり絶望したりしないように、こちらはこちらでちゃんと別の世界を作っておこうね。
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