カルガモの鳴き声は意地悪ばあさんの高笑い
我が家の裏手を流れる川には、シラサギ、アオサギなどのほか、年間を通じてカルガモも多く住んでいる。冬鳥として飛来するマガモとよく似ているが、下の写真のようにくちばしの先の黄色いのがカルガモといわれ、鳥にそれほど詳しくない私なんぞはそれで区別するしかない。
カルガモといえば、ヨチヨチ歩きの雛を引き連れた引っ越しの姿が可愛いとよく話題になる(参照)が、鳴き声はその可愛い姿からはかなりかけ離れていて、昼となく夜となく「ゲハハハハ」と興醒めなほどの大声で鳴く。下の表示の「▶」印をポッチンすれば聞けるが、かなり騒々しいので、ボリューム設定にご注意。
この鳴き声、忘れた頃に突然鳴りひびいてくるので、自分で録音するのはなかなか難しく、サントリーの「日本の鳥百科 カルガモ」のページからお借りした。時間のある方は行ってみていただきたい。ちなみに上のポッチンで聞けるのは「さえずり」で、「地鳴き」の方はほんの少しだけおとなしい。
ただ、「さえずり」と称するにはあまりに興醒めな声なので、私なんぞは「意地悪ばあさんの高笑い」と称しているほどだ。「世界の鳥の生態図鑑」というサイトの「カルガモ」のページによると、「さえずりは繁殖期にオスが出す鳴き声のことでメスへのアピールなんです」とある(参照)。
ただ、ウチの周りではなんとなく一年中「ゲハハハハ」と鳴いている気がして、繁殖期(春らしい)には限らない気がするがなあ。いずれにしても、カルガモのメスって、あんな下世話な声に惹かれてしまうのだね。鳥の世界は、よくわからないことばかりである。
まったくこればかりは、他から何を言ってもしょうがないのだろう。「好き好き」が他から窺い知れないのは、人間の世界でも同様だから。
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