「煽られ運転」という新語
今日も Togetter ネタで恐縮。"「近所の国道大体これ 」二車線区間で追越車線に入った途端に遅い車がウインカーも出さずに車線変更してくる現象ってなんなんだ" という書き込みにエラく共感してしまったので、取り上げさせていただく。
上の 4コマ目、ちょっと気付きにくいが、それまで 2車線だった道路が 1車線になる直前の状況である。要するに、国道などでは右側車線を意味もなくノロノロ走るクルマが多くて大迷惑だという話だ。
このスレには「分かりすぎて辛い...」「あるある過ぎて笑った」「ほんとこういうの多すぎて渋滞が多いから何とかならんもんかね?」など、共感コメントがやたら多い。中には「これわかる。これぞ煽られ運転」「そんで煽られたって騒ぐまでがセットですね」なんていう反感丸出しコメントまである。
こういうの、ちょっと前までは「通せんぼ運転」とか「通せんぼ走行」とか言われていて、渋滞の元凶とされてきた。私も過去にこの言葉を使った記事を書いている。
「煽り運転」と「通せんぼ走行」の相克(2019年 9月 15日)
「煽り運転」は、元(通せんぼ走行)から絶たなきゃダメ (同年同月 21日)
昨今は「煽り運転」がやたら悪者扱いされているが、その原因は追い越し車線(一般道では「右側車線」というのかな?)をゆっくり走る「通せんぼ運転」にあることが多く、近頃に至って「煽られ運転」なんていう新語が出てきているようなのだ。言い得て妙すぎるほどである。
一般道ではどの車線を通行してもいいなんて思われているようだが、それは誤解というもので、「道路交通法 第20条 (車両通行帯)」で次のように定められている。
車両は、車両通行帯の設けられた道路においては、道路の左側端から数えて一番目の車両通行帯を通行しなければならない。
つまり法律的にも一番左側の車線を走らなければならないということになっているので、右側車線をノロノロ行くのは完全に「交通違反」なのだ。あまり大きな声では言えないが、煽られても仕方がないことで、まさに「煽られ運転」である。
経験から言わせてもらうと、右側をノロノロ走るのはいかにも運転に慣れないオバさんとかジイさんとかが多いようだ。ちなみに不本意ながら男女で年齢差のある表現をしたのは、私の掛け値なしの実感からのことなので、「全国フェミニスト議員連盟」 の方々にはご容赦いただきたい。
「煽られ運転」をする人たちの多くは、生まれてから一度もバックミラーなんて見たことないんじゃないかと思わせてしまうほどだから、いくら煽られても気付かないようなのである。稀に煽られていると気付いても、左側に避けようなんて発想がないみたいで、ただひたすら被害者意識に囚われる。
というわけで、私はそうしたクルマに遭遇したら決して煽らず、逆に車間距離を広めに取るぐらいにしている。どうでもいいところで急ブレーキなんてかけられたりすることもあるから、こちらの身を守るためにもね。
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