AB 型は、新型コロナに感染しやすいらしい
東洋経済 ONLINE に "新型コロナ感染率「血液型で異なる」科学的根拠 なぜ「O 型は重症化しづらい」といわれるのか" という記事がある。これ、「血液型による性格診断」なんていうのと違って、科学的にも根拠のある話なのだそうだ。
具体的な話はリンク先の記事に飛んでもらえば詳しく書いてあるので、文系人間の私としてはここで改めてくどくど書くことはしないが、次のような話が紹介されているのである。
世界で権威ある週刊総合医学雑誌とされる『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン(NEJM)』の電子版(2020年6月17)にも、血液型と感染率を遺伝子レベルで研究した論文が掲載されています。新型コロナ感染・重症化と遺伝子との関係を調べたところ、O型の遺伝子を持つ人の重症化リスクは他の血液型より低く、A型の人は重症化リスクが高くなる可能性が見られたとのことでした。
というわけで、私としては「へえ!」と思ったわけだが、問題はここから先だ。「O 型は他の血液型と比べて感染率も重症化率も低く、反対に、A 型と AB 型は高い傾向がある」とあり、さらにまとめると、こんなようなことになる。
- A 型の人は抗 B 抗体を持っている。このため、B 型の血液型物質を持った微生物には感染しにくい
- B 型の人は抗 A 抗体を持っている。このため、A 型の血液型物質を持った微生物には感染しにくい
- O 型の人は抗 A 抗体も抗 B 抗体も持っている。このため、A 型と B 型微生物には感染しにくい。また、両方の抗体を持つことで、免疫力が 4つの血液型でいちばん強い
- AB 型の人は抗 A 抗体も抗 B 抗体も持っていない。このため、感染症全般に弱い。抗体の量も生まれつき少ないので、免疫力がもっとも弱い。
免疫力の強い順に言うと「O 型 → B 型 → A 型 → AB 型」ということになるらしく、おまけに O 型はたとえ感染しても重症化しにくいらしい。
おいおい、AB 型の私としては立つ瀬がないじゃないか。ちなみに私の妻は O 型で、免疫力がもっとも強いということになっている。道理で今回のコロナ禍でも案外呑気に構えている。
で、両親が AB 型と O 型の組み合わせだと、その子どもは「何でもあり」ということになりそうな気がするが、実際に生まれるのは A 型と B 型がということになっている。ウチの 3人娘も、長女と三女が A 型で、次女が B 型だ。
稀に Cis-AB 型というタイプだと、AB 型と O 型が生まれることもある(参照)ようだが、ウチはフツーの教科書通りである。
ということで、我が家は妻と次女の免疫力が高く、父親の私が最低ということのようなのだ。でもまあ、いずれにしてもワクチンの 2回接種を先月半ばに終えたことだし、あとはフツーに気をつけながら呑気に暮らしていけばいいだろう。
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