マスクへの抵抗感
今年 7月 28日付の「ウィルスとマスク着用の、かなり面倒なお話」という記事で、西洋人、とくに米国人はマスクをしたがらないというようなことを書いた。ところが最近では、それも変わって来ているらしいのである。
NATIONAL GEOGRAPHIC のサイトに「米国人の "マスク嫌い" に変化、コロナ後も定着するか」というニュースがある。これには正直驚いた。何しろ私は、医者以外の米国人がマスクをしているのを見たことがないもので。
実は私自身、マスクは好きじゃない。息苦しいし、とくに夏は暑苦しさも加わって大変な思いをする。早くコロナ禍が収束してマスクをしなくてもいい世の中になってほしいものだと念願しているが、あの米国人のマスク嫌いに変化が現れているというのだから、世の中どう転ぶかわからない。
記事では「米国で新型コロナウイルスの感染者が出始めたとき、米疾病対策センター(CDC)は当初マスクをしないよう国民に呼びかけた」としている。「医療従事者のためにマスクを節約しよう」ということだった。ところがマスクの感染予防効果が確認されると一転して、マスク着用を推奨し始めた。
当初は、米国でマスクを着用していると気味悪がられたという。皆がマスク着用者から遠離ろうとしたというのだ。ところが今では、米国人の多くはマスク着用に慣れて、抵抗が薄れてきているという。まあ、南部の保守派の中にはいつまでも抵抗してマスクをしたがらない層があるらしいが。
世の中、変われば変わるものである。実際のところ、マスクに関する抵抗は、もはや米国人一般より私の方が強いかもしれない。
世間ではコロナ予防効果の高いマスクを求める風潮が強まっているというのだが、私が人前に出るときにマスクを付けるのは、正直言って「格好だけ」である。2度のワクチン接種も済ませたことだし、できるだけスカスカで息苦しくないマスクで勘弁してもらっている。
まあ、公式的にはリスクの大きいケースではワクチン接種を完了していてもマスクを付けることが推奨されるというので、仕方なくきちんと着用してはいるのだが。
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