「昇順/降順」と「Excel ギャンブル」というもの
Togetter で Excel のデータ並び替え作業の際に「昇順/降順」のどっちがどっちなのかで迷うという投稿が妙に共感を呼んでいる(参照)。いつもイチかバチかでクリックしてしまうのだそうだ。
まあ、このケースでは正解の確率は 2分の 1と保証されているから、それほど大変なことにはならない。それだけに多くの共感コメントが付いていて、例を挙げればこんな具合だ。
- 迷うなら、やってみたほうが早いです。違ったら直せばいいから
- わかるー。もう悩まずにひとまず「昇順」から押してみることにしてる。
- プログラマーだけど同じことやってる
というわけで、これをきっかけに個人的な「新しい気付き」がいくつかあった。社会的に重要な意味をもつなんてものでは全然ないが、ちょっとここに挙げてみたい。
- 最重要気付き:「昇順/降順」の正しい読みは「しょうじゅん/こうじゅん」だった!
恥ずかしながら、これまではほとんど無意識的に「のぼりじゅん/おりじゅん」なんて言っていたが、それだと「昇り順/降り順」に変換されてしまう。 - 英語では "ascending order/disendeing order"。
「昇順/降順」は、どうやら英語からの直訳らしい。 - 「昇順」は、数字なら「1, 2, 3・・・」、アルファベットなら「a, b, c・・・」という順番。「降順」はその逆。
文系の私はエレベーターやエスカレーターをイメージするので、これについては間違えたことがない。蒸し返しみたいになるが、そのイメージは「のぼりじゅん/おりじゅん」と読む方がつかみやすい。 - ただ、Excel でよく取り扱う「成績/評価」みたいなものだと、意味的にはその反対になるのでややこしい
成績だと上に行くほど数字は小さくなり、アルファベットだと「A」ランクが最上位。これはもう「記号」みたいなものと考えるほかなく、別に「順列」とかいう項目を加えるとソートしやすい。 - Excel の作業は、「言葉そのものの意味」からかけ離れてしまうことがある。
Excel を使うのは理系作業の典型みたいなものなので、単純な文系イメージと結びつきにくいのかもしれない。 - 世の中には「Excel ギャンブル」というものがあるらしい。
Excel ではイチかバチかで操作して、間違えたらすぐにやり直せばいいということのようだ。 - ところが、「Excel ギャンブル」の他の例は見つからなかった。
「他にも様々な Excel ギャンブルが集まる」とあるので、どんなのがあるのだろうとググってみたら、下の画像のような結果だった。ほとんどが Excel を使って競馬やパチンコなどをするというものである。
というわけで、「昇順/降順」に類した「Excel ギャンブル」で他にどんなものがあるのかは、私にとって謎のまま残されている。気にかかってしょうがないので、ご存知の方がいらしたら、コメント欄でご教示いただきたい。
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