「飲み会」がなくなって、酒の売上が激減
Hatelabo に「コロナ禍で酒なんてみんな飲みたくなかったんだなと知れて嬉しい」という書き込みがある。書き手は「昔から酒が美味しいと思えなくて飲み会が苦痛だった」という匿名氏である。
「コロナ禍で酒の売上が 80%減」ということで、「なーんだ、みんな飲み会がなかったら酒なんて飲まないんじゃん」「飲み会が馬鹿げた奇習としてこのまま消えそうで嬉しい」としている。
これに対しての反応は、実にはっきりと賛否両論に別れている。
「居酒屋で飲む酒は最適な状態で出してくれて飲んだら片付けてくれるからいいんだよ 家でこのクオリティでやるのはめんどくさいぞ」というのは、飲み会肯定派の反論である。家で飲んでも居酒屋での飲み会のようには気分良く飲めないので、売上の減少も当然とみているわけだ。
それに対しては、すぐさま「コップを戸棚から出すのが重労働なのかw」「美味しいはずなのにその程度もできないのか」というちょっと皮肉なリアクションが付いている。
さらにそもそものことを言えば、「酒の売上が 80%減ってそんなわけなくね?」というコメントもある。確かに酒類販売が 80%減少したというニュースなんて、どう探しても見つからない。
このコメントの示唆したリンク先の記事は、"宿泊業の不振、取引企業への悪影響鮮明に 食材などの納入企業、8割が「売上減少」 酒類関連は 9割超で減収に" というもので、要するに「ほとんど食材納入企業で酒類の販売が減少しているというものだ。
というわけで、酒の売り上げが ⒏割減というわけではないようなのだが、いずれにしても、飲み会というものがなくなったので、酒の売上激減というのは確かなことのようだ。
最近は酒の好きじゃない層はかなりスッキリしているわけで、コロナ禍以前の酒に関する「同調圧力」は、それほどまでに強かったということなのだろう。
ちなみに私は、14年前となる 2007年 8月 13日の「酒との付き合いの変化」という記事に、"以前は 「週に一度の休肝日」 なんて、不可能だと思っていたのだが、最近は週の半分は、一滴の酒も飲まないようになった" と書いている。そしてさらに最近では、酒を飲むのは月に 1度ぐらいまで減っている。
というわけで個人的には、「酒は飲めばおいしいとは思うが、別に好んで飲もうというほどのものじゃない」というところに落ちついてしまっている。
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