京都の顔は、「幽玄」と「じゃらじゃら感」
昨日の午後から京都に来ている。着いたばかりで、まずはいつものように東本願寺を参拝し、今日は朝から右京区の花園、御室の、妙心寺、仁和寺、龍安寺を廻った。仁和寺と龍安寺はかなり前に訪ねているのだが、なぜかまだ参拝していなかった妙心寺にたっぷりと時間をかけた。
妙心寺は臨済宗妙法寺派の大本山。仏殿や法堂の中は文化財の宝庫なのだが、写真撮影禁止なので何も撮れず、退蔵院の庭園でゆっくりと写真を撮った。禅寺の石庭はいいよね。
龍安寺は妙心寺の境外塔頭という位置づけらしいが、石庭に関してはこちらの方が有名だろう。
これはもう、シンプルの極みで、ただただ「お見事!」というほかない。今回は二度目だが、三度目、四度目があってもいいと思う。
ただ、京都の美学は禅的な「質素・幽玄」だけとは限らない。一方で宮廷文化的な派手な美意識も綿々として続いている。祇園の感じもこれと共通しているのだろうが、私なんか「じゃらじゃら感」と言っている。今回目を見張ってしまったのは、太秦から京都駅に戻る時に見かけた JR 嵯峨野線の電車だ。
「森の京都」(WOODLAND KYOTO)というキャンペーン列車らしいのだが、赤、黒、金という、いかにも「京都でありんす」という色使いのペイントが施されている。こんなカラーリングの電車を関東で走らせたら、炎上してしまう。
いやはや、京都は奥が深い。何度訪れても極めることなんてできない。
というわけで、今日は歩きに歩いて疲れたので、このあたりで失礼。
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