新幹線のアイスが、「やったらめったら固い」ので
Togetter の "新幹線アイスとスプーンの値段書いただけなのにTwitterから『ヤクの売人』認定されて凍結された人の話 「可哀想なのに面白すぎる」" という記事に笑わせてもらった。世の中には本当にいろいろなことや事情があるものだ。
話はタマイーさんという方の tweet から始まる。新幹線車内で購入したバニラアイスと「アイスがとけるスプーン」についてのものだ(参照)。この tweet で、スプーン 600円、アイス 300円という値段を書いたらしい。
ちなみに「アイスがとけるスプーン」というのは、手の熱がアイスに伝わって、アイスがとけやすくなるというものらしい。ちょっとググってみたら、かなりいろいろな種類のものが流通しているようだ(参照)。
このスプーンのおかげで、新幹線車内で販売される、かの有名な「やったらめったら固いアイス」でも溶けやすくなるという。それにしても、そのためにアイス本体の 2倍の代金を払うというのは、ちょっとビミョーな判断になるだろう。
ところが彼の動画入りの tweet でもわかるように、新幹線のアイスにはこのスプーンもすぐには歯が立たない(参照)。時間をおかないと、「やっぱりダメじゃん!」となってしまうようなのだ。
そして、さらに思いがけない問題が発生する。この tweet が Twitter 社に麻薬取引のためのものと判断され、タマイーさんのアカウントが、凍結されてしまったのだ(参照、後に誤解が解けて復活したようだが)
どうやら「アイス」というのは覚醒剤を意味する隠語として使われているらしく、「スプーン」というのも、覚醒剤を吸引する道具と誤解されたようなのである。ただ、覚醒剤が 300円というのは安すぎる気がするのだが (知らんけど)。
タマイーさんはこの件に関しては、動画なども含めた一連の tweet としているのだが、たまたまその中で「スプーン 600円、アイス 300円」というのが独立した tweet になっているので、いかにも「アヤシい」と判断されてしまったのだろう。Twitter 社のシステムは、前後関係は無視してしまうようだ。
ちなみに、新幹線のアイスがやたら硬い理由は、「乗りものニュース」の "新幹線のアイス、なぜ固い? イタリアンな食べ方をする「通」も" という記事に次のように書いてある。
製造するスジャータめいらく(名古屋製酪)によると、「乳脂肪分が高く空気含有量が低いため濃厚、濃密で溶けにくいこと」、そして「販売時、ドライアイスによる温度管理が徹底されていること」が理由といいます。
うぅむ、それにしても、この「温度管理」ってやつをもう少し適切な温度にできないものなのかなあ。
【11月 13日 追記】
この件に関する教訓。
その 1: 新幹線内で購入したアイスクリームは、かなり時間をおいてから食べ始めるべし。
その 2: Twitter では、ビミョーな内容は独立した tweet として唐突にアップすることを避け、前後関係がわかるようにまとめて書くべし。
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