西日本で肉以外のものを食おうとすると・・・
2泊 3日の関西への旅から帰ったばかりである。久しぶりのまともな旅で、心躍った。ただ、西日本への旅で困るのは、夕食を食べようとしても、私がちゃんと食事できるメシ屋を見つけるのに苦労するということだ。
私は牛肉と豚肉を食うのを止めてほぼ 10年、鶏肉も含めて肉食全般を止めて 6年以上になるので、当然ながら旅先でも肉以外のもの(魚は OK)を探して食う。ところがとくに西日本に旅すると、肉以外のモノを食わせてくれる店が本当に少ないのだ。
東日本なら駅前の商店街にはたいてい「そば屋」があって、そこに飛び込めば、旨いまずいは別としてなんとかなる。しかし私が昨夜泊まった街の駅前は、見渡す限りステーキ、しゃぶしゃぶ、もつ焼き、焼き肉、牛丼、ホルモン、ラーメンなどの店ばかりだった。
郊外に出れば、サイゼリヤや COCO'S などの、いわゆるファミレスというのがあるのでなんとかなる。ところが出張先で泊まる主要駅前のホテル周辺では、とくに夕方以後は酒飲みながら焼き肉なんかを食うための店ばかりになってしまう。本当に西日本の人たちって、肉、とくに牛肉が好きなのだね。
私は最近、肉も食わなければ酒もほとんど飲まないというライフスタイルなので、西日本での夕食には本当に苦労する。仕方なくコンビニでおにぎりを買って、ホテルの部屋で空しく頬張るなんてことも珍しくない。
さらに今日は、出張先での用が思いのほか長引いて。昼食を取る隙もなく午後 3時前に新幹線に飛び乗った。乗車直前に駅弁を買おうとしたのだが、新大阪駅ホームの駅弁屋には牛肉系の弁当しかないじゃないか。数少ない魚系の弁当はすべて売り切れというのだ。
店先の見本の「幕の内弁当」を指さして、「このフライみたいなの、魚のフライなら買っちゃいたいんだけど・・・」と尋ねると、それは牛肉のカツだという。じゃあ、ズラリと並ぶすべての種類の駅弁は、3種類ほどある「焼き肉弁当」を含め、多かれ少なかれ牛肉入りというわけか。
多様なように見えて、実は画一的でしかない。「肉の入ってない弁当は、本当に一つもないの?」と聞くと、何だか奥の方をゴソゴソかき回して、「あいにく、これしかないんです」と差し出したのが、「函館海鮮かにいくら弁当」(青森県八戸市の吉田屋製)というものだった。
どうして新大阪駅で函館の名を冠した駅弁なのか理解できなかったが、どうやらこの駅弁屋の「裏メニュー」的なものであるらしい。これを逃せば、夕方過ぎに東京駅に着くまで腹ぺこで我慢しなければならないので、1,380円なんていう、私の買う駅弁としては破格の代金を払って購入してしまった。
「脱肉食」は世界的な潮流だと思っているのだが、日本社会においてはそれがなかなか反映されていない。
ちなみに、今朝のテレビの天気予報によると大阪周辺の天気は「雨が降ったり止んだり」ということだったが、実際には朝の 8時前に一時的にざっと降っただけで、その後はまともに日が射すほどの陽気になった。屋外での写真撮影も必要な仕事だったので、大いに助かった。
というわけで、私の「晴れ男伝説」は、今日もしっかりと継続してしまったよ。
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コメント
tak さん
「函館海鮮かにいくら弁当」、すごく美味しそうですが、いかがでした?
食べてみたいなぁ〜。
青森八戸のお店みたいで、配送は東北と関東地方のみの限定ってなっているから、
私は諦めるしかないんですよぉ。
投稿: さくら | 2021年11月11日 16:45
さくら さん:
1,380円もするんですから、ちゃんと美味しかったです。上品かつ庶民的という、なかなかの味わいでした (^o^)
ただ、私のイチ押しの駅弁は、東京駅で買える「深川めし」(950円)です。1,000円以下で美味しいです。
https://nihonbashidaimasu.co.jp/3304/
投稿: tak | 2021年11月11日 17:14
tak さん
何て罪作りなお人なんでしょうか…。
アサリがたっぷりの「深川めし」、これもメチャ美味しそうなのに
配送エリアは東京23区内ですよぉ。(T-T)
投稿: さくら | 2021年11月11日 19:01
さくら さん:
東京においでの際に、是非どうぞ (^o^)
投稿: tak | 2021年11月11日 19:26