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2021年12月19日

「紙の年賀状」の枚数を減らしたい

そろそろ年賀状を書く頃だ。私は年賀状を書くのは、ある種の自己表現として楽しみに感じているところがあるのだが、それを「紙の年賀状」という形で送ることに関しては、最近かなり負担に感じるようになってしまった。

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一時は 200枚ぐらい年賀状を送っていたこともあるが、ここ数年はぐっと減らしている。昨年は 60枚に抑えていたのだが、年が明けると、こちらから出していない相手から 30枚ぐらい来ていた。しかたなく「返事」みたいに出したので、結局は 90枚ぐらいになってしまったことになる。

紙の形で出さなくても、SNS に画像入りで新年の挨拶をすればいいのだから、50枚以下でも十分なはずである。ただ、心ならずも従来通りの「紙」の形でのやりとりが続いてしまっているケースが多い。こればかりは本当にしょうがない。

しかし私も来年は古希(70歳)を迎えるのだから、そろそろ「紙の年賀状は今年を最後とし、来年からは SNS にアップすることにします」という文言を書き添えてもいい気がしている。最近は「年賀状じまい」という言葉があるようだが、これは「紙の年賀状じまい」宣言だ。

ただ、田舎の親戚などでインターネットに不慣れな人と、儀礼的にどうしても必要な先は別枠とせざるを得ない。つまり、「しまい版」と「継続版」の 2種類作るということだ。この手を使えば多くはスムーズに SNS 版に移行し、紙の年賀状に関しては、せいぜい 30枚ぐらい書けば済むようになるだろう。

東洋経済 ONLINE に【「紙の年賀状」にいまだこだわる人が見落とす視点 日本郵便が “LINEねんが" をスタートする中で】という記事がある。

この記事の筆者、木村隆志さんという方は、この「年賀状じまい」ということに関して次のように書いている。

これらは「自分は送らない」だけではなく、「自分に送らないでほしい」という思いを込めた予防線。そんな相手の気持ちに気づかず、紙の年賀状を送ってしまう人は、相手にプレッシャーを与えている可能性が否めないのです。

(中略)

大切なのはこれらの気持ちを伝えることであり、どんなツールを使ってもいいのではないでしょうか。少なくとも「自分は紙の年賀状にこだわっている」という姿勢を鮮明にするほど一方的なものになり、本来の目的から離れてしまうので気をつけたいところです。

というわけで、「紙の年賀状でなければ通じない相手」と「どんな形でも OK の相手」をきちんと区別して対応し、さ来年のうさぎ年向けには、年賀状の枚数をぐっと減らしたいと思っている。

 

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コメント

今は年賀状は出さずに殆どすべて失礼していますが、
かなり昔(!)、年賀状ではなく「年末状」を出していました。

 今年一年お世話になりました。新年は○日から仕事始め……

と言うようなご挨拶文をお送りしていました、
新年前なのに年賀状を出すという事に何だかなと思ったのです。

天の邪鬼なのか、若気の至り…、だったのでしょうか。

投稿: さくら | 2021年12月20日 00:03

さくら さん:

なるほど。

本来ならば、年賀状というのは新年になってから書いて投函するものなのでしょうね。

いつの頃からか 元日に届くように年内に出すようになったわけですが。

投稿: tak | 2021年12月20日 05:07

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