「りょう君のジョロキア」使用レポート その 2
今年 9月 12日付で ”激辛「ブート・ジョロキア」を試してみた” という記事を書いた。ここでその後のレポートをしてみたい。
辛モノ好きの私にとって、このブート・ジョロキア(私の購入したものは「リョウ君のジョロキア」という商品名)はとても満足のいくもので、既に手放せなくなってしまった。何しろ「しっかりと辛い」のだから、言うことなしである。9月 12日の記事でも、次のように書いている。
私はフツーの「鷹の爪」を使った七味唐辛子だと、1杯のスープに 20回以上振りかけて、ようやく満足する辛さとなる。そして「舞妓はんひぃ〜ひぃ〜」だと、それが 4〜5回ぐらいで済む。
ところがこの「りょう君のジョロキア」だと、ほんの 1振りで十分な辛さになる。つまり、フツーの鷹の爪の 20倍以上、「舞妓はんひぃ〜ひぃ〜」の 4〜5倍は辛いということだ。
1振りで十分というのは、とてもありがたい。フツーの「鷹の爪」を使った七味唐辛子だと、とにかくたくさん振りかけないと満足できないので、スープやうどんなどの表面が真っ赤になってしまい、周囲の者に呆れられてしまう。それがジョロキアだと目立たないので、さりげなく辛さを楽しめるのだ。
さらに言えば、コスト・パフォーマンスもいい。「りょう君のジョロキア」は Amazon で 1瓶 1,700円(参照)なので、「たかが辛み調味料 1瓶にしては高すぎる」と思われるかもしれない。10本セットで 1,222円の 「S&B 七味唐からし」(参照)と 1瓶あたりで比較したら、約 14倍の値段だ。
しかし上で述べたように、フツーの「鷹の爪」を使った七味唐辛子だと 20回以上振りかけなければ満足できないが、ジョロキアは「ほんの 1振り」で済むので、使用量が約 20分の 1 で済む。結局は得になるってことで、決して高い買い物じゃない。
ただ。気をつけなければならないこともある。「ほんの 1振り」で済むということは、加減を間違えて 2振り以上かけてしまうと、さすがに辛過ぎるということだ。私にとって「辛過ぎる」というのは、フツーの日本人にとっては「耐えられない辛さ」ということになる。
そうしたこともあり、私は 9月 12日付の記事で次のように書いてしまったのを訂正したいと考えている。
「りょう君のジョロキア」が切れてしまったら、今度は世界第二位の辛さの「トリニダード・モルガ・スコーピオン」を試してみようと思う。
現在のところ、ブート・ジョロキアの辛さは世界第 3位で、その上に トリニダード・モルガ・スコーピオンというのがあり、さらに最辛はキャロライナ・リーパーというものらしい。このあたりのことは、今年 9月 4日付の「ハバネロより辛いトウガラシがあるとは!」という記事に詳しい。
このあたりのことをよく考えてみると、 "「1振りで十分」以上の辛さのものなら「半振り」で済む” という単純な理窟は通らない。実際の食卓で「香辛料を半振り」かけるなんていうのは、加減が難しくてこなしようがないじゃないか。つまり、「手に負えない」ということになる。
というわけで、"「トリニダード・モルガ・スコーピオン」を試してみようと思う" というのは撤回することにした。とりあえずはジョロキアの辛さで満足なので、これで十分である。
【2023年 9月 13日 追記】
ジョロキアに満足していた私だが、最近はハバネロの「舞妓はんひぃ〜ひぃ〜」に回帰している。詳しくは 2023年 6月 21日付 "「辛モノ好き」のちょっとした悩み" を参照されたし。
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