寒波襲来と、水道管の凍結対策
今朝は結構な寒さになったが、年末年始はさらに冷え込むらしい。ウェザーニュースの週間天気予報によると、大晦日のつくば周辺の最低気温は -4℃となり、以後、元日は -8℃、2日は -6℃、3日は -5℃まで下がるということだ。
これほどまでに冷え込むと、水道管の凍結や破裂という事態が発生する。ウェザーニュースの昨日付記事、「水道管凍結や給湯器故障に注意! 正しい水抜きの方法」には、「北日本以外の地域でも次のような状況の下では、凍結に注意が必要です」とある。
(1)外気温が-4℃以下になるとき
(2)真冬日(外気温が一日中氷点下の日)が続いたとき
(3)就寝前や旅行、帰省などで家を留守にして長時間水道を使わないとき
今朝はこの辺りでも -4℃ まで気温が下がったようだが、幸いにも水道管凍結には至らなかった。ただ、元旦は -8℃ になるというのだから、放っておけば確実に凍ってしまう。朝になって「トイレの水が流れない!」なんて騒がずに済むように、上の画像に掲げられた対策を講じなければならない。
私は山形県庄内の生まれだが、あの辺りは暖流の日本海流のおかげで、それほど極端な寒さになることはなく、さらに雪が積もるためか、そんなにしょっちゅう水道管凍結ということにはならずに済んだ。ある程度以上の寒さになると、0℃にキープしてくれる雪は保温材として機能する。
それでも一冬に何度かは凍ることがあった。当時は天気予報で低温注意報なんかが出ると、水道の蛇口を少し緩めて一晩中チョロチョロと水を出しっぱなしにし、凍結を防いでいた。ただ、出し方が不足するとそれでも凍ってしまうことがあるから、水道代をケチるのは考え物だった。
そういえば 1970年代に東京の多摩地区でアパート暮らしをしていた頃も、一冬に 1〜2回は水道管が凍結していた。ところがその後、つくばに移転し、とくにここ 10年以上は水道管凍結の心配なんてしたことがない。それを思うと、近頃の地球温暖化は相当なものだと実感してしまう。
昔は水道管が凍って水が出なくなったら、予め汲み置きしておいた水を沸騰させて水道の蛇口付近にジョビジョビ〜っとかけていた。するとしばらくしてチョロチョロと水が出てくる。水道管内の氷が解けきって、一挙にジョバーッと出てくるのを見て、ホッとしたりしていた。
ただ、昔は水道蛇口なんて台所ぐらいにしかなかったから、この程度で済むことが多かったが、今は台所のほかにトイレ、洗面所、浴室、庭など、複数あるから、結構な手間になる。さらに冷えすぎたら水道管破裂ということになりかねないから、水抜きはしておく方がいいだろう。
少なくとも今度の年末年始だけは、しっかりと対策する方がよさそうだ。
私は 11月 7日付の ”この冬は「厳しい寒さ」が予想されているようだが” という記事で、「最近の天気予報は 3日先ぐらいまでなら結構よくあたるが、3ヶ月先の話となると、まだまだ真に受けるわけにいかない」なんて書いてしまったが、どうやらこれはチョンボだったようだ。
今回の長期予報は当たりそうだ。
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