アメリカの天気予報って、駄洒落も使うのだね
今年の立春は 4日後の 2月 4日(金)。ということは今はまだまだ「寒の内」で、1年のうちで一番寒い時期である。予報では関東は 2月の 第 2週頃までは寒さが続くということなので、立春を過ぎてもしばらくは震える日々が続くようだ。
昨年 11月 7日付の ”この冬は「厳しい寒さ」が予想されているようだが” という記事で、今年初めは「平年より気温が低くなる可能性がやや高い」との予測が出たことに関して、こんなようなことを書いてしまっていた。
ただ、気象に関する先の話というのは、個人的にあまり当てにならないと思っている。これは経験知によるもので、案外馬鹿にならない。最近の天気予報は 3日先ぐらいまでなら結構よくあたるが、3ヶ月先の話となると、まだまだ真に受けるわけにいかない。
というわけで、今となっては「ちゃんと真に受けておけばよかった」と思ってしまう。つくばの地に引っ越してきたばかりの 40年前頃と比べればまだ大したことがないとはいえ、朝の起き抜けなどは「温暖化慣れ」した体には堪える寒さで、春の来るのが待ち遠しい。
ところで、米国フロリダのマイアミでも例年より寒い気温が続いているようで、NWS(National Weather News)Miami は、昨日付で「寒い朝となった」と tweetしている。しかも "Falling Iguanas This Morning" (今朝はイグアナ落下)という意味不明の画像付きだ(参照)。
調べてみると、2018年にもイグアナが落下するほどの寒さに襲われていたらしい。樹上に生息するイグアナが氷点下まで落ち込んだ気温の影響で一時的に麻痺状態となり、落下するのだという(参照)。面白いのはこの予報が駄洒落になっていることだ。
Jan 30: A cold morning...not as cold as our friends to the north dealing with a blizzard...but we have our own lizards to worry about.
Did you really think with the coldest temperatures in over a decade we would not warn you about falling Iguanas?
【拙訳】
1月 30日の朝は寒いでしょう・・・北の地でブリザードと戦う友人たちほどではありませんが・・・別のリザードを心配しなければなりません。
過去 10年間、最も寒い時期に私たちがイグアナ落下の警報を発しなかったことがあるとでもお考えですか?
これ、言うまでもなく blizzard (ブリザード: 猛吹雪)と、lizard (リザード: トカゲ)をかけた洒落である。
それにしても 2018年に実際に落下したときの動画をみると、イグアナってかなり大きいのだね。日本でフツーにみかけるトカゲとは、わけが違うようだ。なるほど、タモリがネタにするだけのことはある。
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