日本列島って、活断層だらけなのだね
今日は阪神・淡路大震災から 27年目で、さらにトンガの大噴火による津波発生というニュースも重なり、テレビやラジオは一斉に防災情報を取り上げている。中でも NHK の ”地震発生の切迫度 最も高い「Sランク」の活断層帯 全国に 31」というニュースには、ちょっと心がざわついた。
示された地図を見ると、日本列島は活断層帯だらけである。上の画像ではわかりにくいので、ググってみると、より明瞭な図が見つかった。下の図の赤で示されているのが 「Sランク」である。(図をクリックすると PDF でダウンロードできるページに飛ぶ)
Sランクの活断層が全国に 31あるということは、単純平均すれば都道府県あたりの数は 1に満たないのだが、どういうわけか私の生まれた山形県は「庄内平野東縁断層帯」「新庄盆地断層帯」「山形盆地断層帯」と、3つも引き受けている。厄介なことである。
一方、現在住んでいる関東平野、とくにつくば周辺には危ない活断層が少ないように見えるが、その代わり日本海溝が迫っているので、「海溝型地震」というやつのリスクが高い(参照)。いずれにしても安心しているわけにはいかないようなのだ。
こうしてみると、日本列島に生を受けた限りは、多くの人が一生に一度以上は大地震を経験する定めになっていると言っていい。私は 11歳の時の新潟地震と、11年前の東日本大震災を経験してしまっている(参照)ので、「地震はもう、十分でごぜえますだ!」と言いたいのだが、こればかりはどうなるかわからない。
ただ幸いなことに、と言っていいのかどうかわからないが、私はこれまでに「直下型」の大地震というものは経験していない。
かなり前に茨城県で群発地震が続いて、その頃には震度 4ぐらいの直下型地震が何度もあった。直下型というのは初期微動がなく、いきなりズン!と突き上げるような揺れが来るので、結構驚く。震度 4ならまだマシだが、5強以上の大揺れになったら、周り中がパニクってしまうだろう。
先週に熊本に行った時、2016年の熊本地震の話が出た。あの時はまさに直下型で、震度 7が 1回、震度 6強が 2回、6弱が 3回発生したので、経験した人は「生きた心地がしなかった」と言っていた。熊本城の石垣は、まだ修復途上にある。
こればかりは人間の力で抑え込むわけにいかないから、常に覚悟を決めておくよりほかにない。
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コメント
16日の未明まで神奈川県民はトンガの海底火山の噴火でひどい目に遭いました。
五月蠅くて眠れませんでした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d290ecb219c0b4a55f38a66df8bda46459e258be
投稿: ハマッコー | 2022年1月17日 22:21
ハマッコー さん:
そんなことがあったとは、知りませんでした。
夜中から朝まで 20回というのでは、さすがに「いい加減にしろ!」と言いたくなりますね ^^;)
投稿: tak | 2022年1月18日 06:51