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2022年1月 5日

正月早々、ウチのブログの音楽ネタ 2題にアクセス集中

正月早々、このブログのだいぶ前の記事、"「オ パッキャマラド パッキャマラド パオパオパ……」とは"(2018年 8月 18日付)と "ストラディバリウスの音を聞き分けられるか"(2017年 6月 5日付)にやたらとアクセスが集中したので、一体どうした風の吹き回しかと思っていた。

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過去にもこうした「時ならぬアクセス集中」ということが何度かあって、それはテレビのクイズ番組か何かがきっかけになってググられた結果というのがお決まりのパターンのようなのである。そうしたことは Twitter で検索すると大抵は見当が付くというノウハウまで得てしまった。

今回のケースの "「オ パッキャマラド パッキャマラド パオパオパ……」とは" の方は、どうやら新春のバラエティ番組での、漫才のナイツのネタが発火点になったようだ。こんな tweet がある(参照)。

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ちなみに、ナイツの『クラリネットをこわしちゃった』というのは定番ネタで、YouTube にも挙げられている。

そしてこれに関して、面白い tweet が見つかった。タタさんという方が「あれって子供が壊れたと思いこんでるけど技術が拙くて音が出せないだけっていう事だったのかなって今更思う」と言っている(参照)。

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これに関しては、私の 2018年の記事でも、ハマッコーさんのコメントへのレスで「私の解釈としては、クラリネットは決して壊れたわけではなく、下手すぎてまともな音が出ないというだけなのだと思っています」と書いている。これ、多分正解だろう。

私も高校時代に吹奏楽部のクラリネットを借りて試してみたことがあるが、とにかくむずかしい。初めは「スカー!」という音にしかならず、次に「ピキー!」という耳障りな音に変わっただけで、遂にまともな音は出なかった。あんな時は「このクラリネット、壊れてるね」と言えば、確かに楽になれる。

一方、"ストラディバリウスの音を聞き分けられるか" の方に関しては、こんな tweet が見つかった(参照)。

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テレビの世界では、ストラディバリウスとフツーのバイオリンとの聞き比べというのが、もはや定番ネタみたいになっているようなのだね。そしてそれが放送される度に、私の 2017年の記事へのアクセスが増えるというわけだ。

ただ、この「テレビがきっかけ」というパターンでアクセスする人というのは、ほとんどがその場限りの興味で来てはそのまま素通りするだけで、固定読者になってくれることはまずないと感じている。

この印象は、テレビへの偏見から発しているのかもしれないが。

 

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コメント

去年の年末にも六億円のストラディバリウスとアマゾンで買った三万円のバイオリンの聴き比べをやっていました。

最初の一丁はペラペラした深みのない音、次の一丁は渋みのある味わいのある音でした。正解は一番目でした。
これで前回に続いて二連敗です。それもそのはず、本物の音色を生で聴いたことがないので不正解でも不思議はありません。しかもテレビのスピーカーで聴いてるのですから。

プロのバイオリニストはその音色、価値をあらゆる言葉を使って褒めたたえますが、それ、本気で言ってるのかなと思ってしまいます。六億円だから誉めるしかないと、六億円だからいい音だ、とバイアスがかかってるのではないかとさえ思います。(六億円はあくまで市場価格に過ぎない!以前は三億円だった)

前回不正解の時はすこし落ち込みましたが、今回はそれはもう無しです。私がいい音と思う方がいい音です。

投稿: ハマッコー | 2022年1月 5日 21:24

訂正です:

一丁 → 一挺 (MS-IMEでは“一挺”への変換が不可)

投稿: ハマッコー | 2022年1月 5日 23:43

ハマッコー さん:

ストラディバリウス・ネタの方は年末でしたか。

どうも、この種のネタでは、テレビのミキサーが操作を加えてるような気がしてしまいますね。視聴者を混乱させるために。

私もストラディバリウスを生で聞いたことはないと思います(もしかしたら、知らずに聞いているという可能性はありますが)が、まともな音源で聞く限りは、高音が光るという感じの、「クラシックないい音」という印象です。

ただ実際問題として、ストラディバリウスの存在価値は「超一流のプロとして、持ってる方がもっともらしい」みたいな、「飾り物」的側面が強いんじゃないでしょうかね。

投稿: tak | 2022年1月 6日 07:39

音響さんが小細工をしていないという前提に立つならば…。

音の良し悪しは、何よりもまず演奏者の腕であり、素人が最高級の楽器を弾くよりもプロが入門者用の楽器を弾く方がいい音が出るのは当たり前。しかし問題は、腕のいい演奏者なら名器からも凡庸な音を出せる、という点。したがって、視聴者を戸惑わせるためにストラディバリウスで敢えて凡庸な音を出し、安物で本気の音を出す演出があるかもしれない。

年代物の楽器であるゆえに、ストラディバリウスのコンディションを良好に保つのは実は難しいのではないか。つまり、珍重される一方で、残念ながらあまりいい音の出ないストラディバリウスというのもけっこうあるのではないか。

などと考えて、Wikipediaの「ストラディバリウス」の項を見たところ、過去の比較実験についての記載があり、なかなか興味深いです。紹介されている中野雄氏の見解にはなるほどと思わされます。

投稿: 山辺響 | 2022年1月 6日 14:34

山辺響 さん:

>視聴者を戸惑わせるためにストラディバリウスで敢えて凡庸な音を出し、安物で本気の音を出す演出があるかもしれない。

うぅむ、これは演奏者のメンタリティからして、考えにくいと思いますがね 。「名器へのリスペクト」や「自分自身のプライドや沽券」というものがあるので。

>紹介されている中野雄氏の見解にはなるほどと思わされます。

これについては「なるほど」です。楽器も「育てる」ものという側面がありますから、とても納得がいく説明です。

投稿: tak | 2022年1月 6日 17:28

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