今年 2月前半の寒さを「和歌ログ」で検証
今年の 2月前半は寒い。本当に寒い。下の写真は私のもう一つのブログ「和歌ログ」の 2月 11日付(参照)のものだが、裏の土手が雪で真っ白に染まっている。
「和歌ログ」では、詠む歌のほぼ 8割以上を「春の歌」「夏の歌」「秋の歌」「冬の歌」と、季節ごとに分けている。8割以上というのは、残る 2割近くを「旅の歌」とか「街の歌」、「徒然の歌」などとすることがあるからだ。
で、例年は 立春を境に、それまでの「冬の歌」から「春の歌」に切り替わることが多いのだが、今年は昨日の 14日になってようやく「春の歌」とした(参照)。それまでは寒風が吹いて寒々しく、到底「春の歌」なんてことで詠む気になれなかったからである。
私が和歌ログを始めたのは 2003年の 12月だが、季節ごとに分け始めたのは 2004年の 6月からである。そこで翌 2005年以後の 2月の歌をすべて調べてみた。
まず、最近の 5年間(2017年から昨年まで)では、2017年、2018年、2019年、2021年は 2月 4日を境に「春の歌」としている。残る 2020年は、2月 4日に一度は「春の歌」として詠んでいるが、翌 5日に「冬の歌」に戻り、その翌日の 6日から再び「春の歌」になっている。
さらに 2005年から今年までの 17年間トータルでは、ほぼ 7割の 12回は 2月 4日が「春の歌」となっていた(2020年を含む)。ちなみに 2014年の 2月 4日は雪だったが、それほどの寒さではなかったので「春の雪」ということにしてしまったようだ(参照)。
17年間のうち、2月 4日に切り替わらななかったのは 5回のみで、切り替わった日付は以下の通り。
2015年: 2月 6日
2013年: 2月 7日
2010年: 2月 17日
2006年: 2月 8日
2005年: 2月 9日
こうしてみると、12年前の 2010年 2月半ばまでは厳冬の様相だったようだ(参照)。寅年って、寒くなるのかしらん。
2005年は 2月 9日と遅くなったように見えるが、この年の 2月初旬、私は珍しく風邪気味だったようだ。そして 5、6日が「徒然の歌」、7日が「旅の歌」(風邪を押して岐阜に出張している)、8日が「街の歌」となっているので、変わり目としては曖昧になってしまっている(参照)。
いずれにしても、これまでは立春を境にかなり意識的に 2月 4日以後を「春の歌」とする傾向が強かったとはいえ、実際にもそれをきっかけに、まずまず春を感じさせる陽気に変わっていたようなのである。
ということは私の実感としては、今年は春の来るのが例年より 10日ほど遅いということだ。天気予報によれば、来週までは寒い日が多く、再来週になってから急に暖かくなるという。ということは、2月下旬になって初めて胸を張って名実ともに「春」と言えることになるようなのだ。
今年は日本海側でも大雪だったし、ここ、つくばの地でも 12年ぶりの厳冬と言っていいのだろう。
| 固定リンク
「自然・環境」カテゴリの記事
- コメの「再生二期作」というのがあると知った(2024.10.10)
- 今年、猛暑日を記録したのべ地点数は過去最高だった(2024.10.07)
- 怪物ヒグマ に「肉の味」を教えたのは人間だった(2024.10.08)
- 「ヘクソカズラ」とか「イヌフグリ」とか(2024.09.30)
- 2024年が最も暖かい年になる確率が 97% だそうだ(2024.09.18)
コメント