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2022年3月13日

”Tatoes" という言葉の意味がやっとわかった!

知ってる人はとっくに知ってて「何を今さら」と言われてしまいそうだが、私にとって半世紀以上にわたる謎だったことが、今日ようやく解けた。それは "tatoes" という英単語の意味である。これまでは辞書を引いても出てこなくて、どうにもわからなかったのだ。

この言葉は ”Carry Me Back to Old Virginny" (邦題:『懐かしのバージニア』という米国の歌の、出だしから 2行目に出てくる。こんな感じだ。

Carry me back to old Virginny.
There's where the cotton and the corn and tatoes grow.

直訳すれば「俺を懐かしのバージニアに連れ戻してくれ。コットン、トウモロコシ、そして tatoes の育つ所に」となる。この "tatoes" というのが手に負えず、長い間「テイトウ」というわけのわからない特産品があるんだろうぐらいに思っていた。

それがインターネットの時代の今、ネット辞書の Weblio で見つかった。こんな具合である。(決して こちら の方ではない。念のため)

2203132

何だ、"potatoes" (「ジャガイモ」の複数形)の古風な口語だったのか。「わからない特産品」だなんて思っていたのは、見当外れもいいところだった。

で、この際だからとよく調べてみたところ、この歌は元々は黒人奴隷の歌とわかった。

上の動画の Ray Charles バージョンでは ”There's where this heart of mine long to go." (俺の心がどうしても行きたい所)となっている部分、元は "There's where this old darkey's heart..." (黒い俺の心が・・・)だったらしい。そうとはちっとも知らなかった。

歌詞に出てくる英語でもう 1つわからなかったのは、サビの部分に出てくる "massa" という言葉だ。こんな感じである。

Theres Where I labored so hard for old Massa.
(俺が "old massa" のために重労働していた所)

この "massa" は "master" (主人)の訛りで、雇い主の白人ことであるらしい。そしてこの言葉も、Ray Charles のバージョンには出てこない。ちなみに、Louis Armstrong は "for old master" と歌っている。

ここまで来ると、この歌のいろいろなバージョンをこれまでよりずっと深く聞くことができそうだ。

【同日追記】

いろいろなバージョンをあたってみた。まず、Jerry Lee Lewis のロックンロール版。

あとはスタンダードなバージョンとクラシック調のものも。

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コメント

複数の抵当権ではなさそうですね…

投稿: 乙痴庵 | 2022年3月14日 12:30

ジャガイモを知っているアメリカ人も、なかなか馬鈴薯は知らない、みたいなことですかね。

投稿: らむね | 2022年3月14日 17:31

乙痴庵 さん:

ここまでのボケは予測できなかった ^^;)

投稿: tak | 2022年3月14日 17:42

らむね さん:

アメリカ人なら、この歌を通じて知っちゃってるでしょうね。

投稿: tak | 2022年3月14日 17:43

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