「減酒」には「忘酒」するぐらいになるのが一番
HUFFPOST に「お酒をやめたい、減らしたい。何をすればいい? 減酒中の記者が、専門医に聞いてみた」という記事がある。生田綾さんという記者が、毎日酒を飲む生活から脱すべく、「飲まない日」をつくることを意識して「減酒」しているのだそうだ。
この「減酒」という言葉だが、長年使っている日本語入力システムの ATOK では「げんしゅ」で変換できなかった。「減る」と書いてから「る」を削除し、「酒」と入力しなければならなかったので、改めて単語登録したほどである。
ググってみると、大塚製薬が「減酒.jp」というサイトをやっていて、NHK も 2020年 12月 16日の「Nラジ」で "酒をやめられない人に… 「減酒」のススメ" という特集を組んでいる。どうやらこの頃から「減酒」という言葉が市民権を得てきたもののようだ。
この方面の言葉では、「禁酒」「断酒」「節酒」というのが一般的に使われてきたが、これに「減酒」というのが一枚加わったわけだ。
この記事の筆者は、これに関して次のように書いている。
減酒にチャレンジして実感したのは、飲酒を自分でコントロールできるようになるのは想像以上に難しい、ということです。それまで飲むことが当たり前の生活を送っていたため、1日のご褒美として晩酌ができないことにどうしても物足りなさを感じてしまいます。
ちなみに私自身は、15年以上前までは毎日のように酒を飲んでいて、このブログも酒を飲みながら書いていたほどだが、いつのまにか自然に酒が減ってきて、最近ではほとんど飲まなくなってしまった。決して「禁酒」しているわけではなく、敢えて言うなら「忘酒」いうのが相応しいと思う。
いつ頃からこんな感じになったのか、自分の過去ログを調べると、2013年 3月 25日の "世の中の「酒離れ」の最先端を走る" という記事が見つかった。4泊 5日の出張で、初日の夜に飲むために買った缶チューハイを、4泊目の夜まで飲み忘れていたという話である。
というわけで、無理に意識して「減酒」するよりも、自然に「忘酒」してしまうというのが、一番始末がいいようだ。
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