KURE 5−56 は鍵穴に使っちゃいけないんだそうだ
「ネットサーフィン見聞記」というサイトに「【使用厳禁!!】もしも鍵穴に KURE 5-56 を使ったらどうなるか?」という記事がある。潤滑油としてとても使い勝手のいい KURE 5−56 だが、鍵の廻りにくくなった鍵穴には使っちゃいけないんだそうだ。下のビデオでそのわけが詳しく述べられている。
ところで、築後 40年ほど経ってしまった我が家は、近頃あちこちガタが来始めている。中でもアルミサッシの開け閉めが重くなってしまったのは、「仕方のないこと」と諦めていた。
11年前の東日本大震災直後に、リビングルームから庭への出入り口のサッシが開かなくなってしまった。大きな揺れでサッシの構造が歪んでしまったらしい。ところがおもしろいもので、何度も余震で揺さぶられているうちに歪みが直って、前のように開け閉めできるようになった。
とはいいながら、あれからさらに 10年も経つと、さすがにこれまでになく重くなってしまい、ストレスを感じていたのである。
で、ある日ふと、これはサッシの戸の下の滑車のせいではないかと気付き、戸の下の隙間に KURE 5−56 を思いっきりスプレーしてみた。すると何とまあ、あれだけ重くなっていた戸がスルスルと開け閉めできるようになったではないか。「KURE 5−56 万歳!」である。
ところが、それから 2〜3日すると、再び開け閉めが重くなった。どうしたことかと、戸を外して見ると、滑車にドロドロのごみがこびりついているじゃないか。そこで、このごみを丹念に取り除いて再び KURE 5−56 をスプレーすると、これまでになくスムーズに動くようになった。めでたし、めでたし。
これによる教訓は、次のようなことである。
KURE 5−56 はとても優秀な潤滑オイルだが、問題部分にごみがたまっていると、そのごみがオイル分を吸収してドロドロになってしまい、さらに動きを悪くしてしまう。つまり、使う前にたまったごみを取り除くという作業が必須になるわけだ。
上で紹介したビデオの、「鍵穴に使ってはいけない」というのは、まさにこれと同じ理由によるもののようだ。鍵穴は気軽に分解してドロドロのごみを取り除くわけにいかないので、本当に注意が必要なわけだね。
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コメント
ちなみに鍵に対して効果的でトラブルになりにくいのは、鍵を鉛筆で塗ることです。
投稿: らむね | 2022年3月25日 20:32
らむね さん:
それは知りませんでした。「鍵 鉛筆」でググってみると動画も含めていろいろなページが見つかりますね。目からウロコです。
我が家の鍵は今のところ順調ですが、覚えておいて損はありませんね。ありがとうございました。
ちなみに、アルミサッシには鉛筆一本分ぐらい使いそうです (^o^)
投稿: tak | 2022年3月25日 23:41