「定型文の緊急電報廃止」というニュースについて
一昨日あたりからウチのブログで 5年近くも前に書いた「緊急電報の夜間受け付け廃止」(2017年 9月 25日付)という記事に妙にアクセスが集まっていたので、一体どういうことかと調べてみたところ、来年 1月に定型文の緊急電報が廃止されるとの発表が、今月 18日にあった(参照)とわかった。
つい最近のニュースをきっかけに、「緊急電報/廃止」といったキーワードでググる人が多かったんだろう。ただ、たまたま私の記事をクリックして読みに来た人の中には、戸惑いを感じてしまった人がいたかも知れない。
5年前の日付に気付かないまま読んだ人は、ただ「なんとなくもやもや」しただけだったろうが、日付に気付いた人の中には、「ありゃ、これって 5年も前の話だったのか?」なんて驚いてしまった人もいただろう。
というわけで余計な混乱を避けるために、5年前の記事には昨日付で次のような「追記」をしておいた。
この記事は「緊急時の定型電報」の「夜間受け付け廃止」に関するものだが、さらに 23年 1月からは「定型電報そのもの」を廃止することになったようだ。
つまり NTT 東日本と西日本は、定型電報の完全な廃止に至るまで 5年間もの「猶予期間」をおいたことになる。何とまあ慎重なことだ。
5年前の情報では、「緊急電報」は平均すると、「1日当たり 190通ぐらい」あったということになっている。電話だけでなくケータイも普及していた世の中で、「そんなにあったのか!」と驚いた憶えがある。
ところが上で紹介した毎日新聞の記事によれば、2020年の「定型電報」は、年間で 190通だったという。定型電報はほぼ緊急電報なのだろうから、 ということは、5年前の 360分の 1、つまり 2日に 1通ぐらいまで激減したわけで、現在はさらに減っているだろう。
今となっては「定型電報」を廃止するぐらいでは取り立てて大きな影響はない。そもそも「当日配達」の緊急電報の受付は、現在は午後 7時までだが、来年からは午後 2時までになり、それに遅れると「翌日配達」になるというのだから、そもそも「緊急電報」にならないし。
「わしゃ、ケータイなんて絶対に持たん」と意地を張っているような天然記念物的頑固じいさんでも、「家電」(「イエデン」ね)ぐらいは持ってるだろうし、それすら持ってない人には、そもそも「緊急電報」なんて送っても、あまり意味があるとも思われない。「喪中葉書」で十分だろう。
時代はさりげなく変わる。
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