新聞社が「イナゴをチョコレートにした」というお話
「新聞社が昆虫食ビジネスに挑戦」というので、どんなことなのかと思ったら、信濃毎日新聞社が、社員の手作業で捕獲したイナゴをチョコレートのトッピングにした商品を、数量限定で販売するのだそうだ(参照)。
商品パッケージは上の写真のようなもので、パッケージの上の方に開いた窓から、チョコレートがチラリと見えている。全体像がわからないので別の写真をあたってみると、こんなようなもののようだ。フェア・トレード・カカオのタブレット・チョコに、イナゴが 8匹モロに乗っかっている。
個人的には、子どもの頃から「イナゴの佃煮」に馴染んでいるので全然平気で食べられると思うが、フツーにチョコ好きの女の子なんかは、かなり抵抗を感じてしまうんじゃなかろうか。大好評であっという間に完売みたいなことになるとは思われない。
記事には、「チョコレート一面にぎっしりとイナゴを敷き詰めることも考えたが、大量に捕まえられず断念した」とある。確かにぎっしりと敷き詰められている方が、むしろ抵抗なく食べられそうだ。この程度だと、一匹一匹の個体がモロに強調されるよね。
信濃毎日新聞社では、「佃煮だけでない、昆虫の新たな食べ方を国内外に提案していく」としている。ただ私としては興味はそそられものの、価格が税込み 2,000円というのでは、実際に買って食べてみようとまでは思わないなあ。
それから余計なことかも知れないが、記事の見出しの「社員が手づかみで捕獲した・・・」という言い回しには、ちょっと違和感を覚える。広い田んぼに出てイナゴを「手づかみ」で捕るなんて、決して不可能というわけではないが、どう考えても難しくて効率悪すぎだ。
実際には、記事に添えられたこの「減農薬栽培の田んぼでイナゴを捕る太田シェフ」というキャプションのある写真を見ればわかるように、やっぱり捕虫網を使ったもののようである。
この見出し、虫捕り経験のない「今どきの編集者」が付けたんだろうね。
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