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2022年4月12日

「新 500円硬貨」とか「新紙幣」とか、鬱陶しいことで

日テレNEWS が ”「新500円硬貨」浸透しない理由とは? 多額のコストかけても 2年後には・・・” というニュースを伝えている。昨年から流通している「新500円硬貨」が、多くのバスの料金支払機や、立食い蕎麦屋などの自動券売機で使えない状態のままなのだそうだ。

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ニュースの中でも、多くの人が「新500円硬貨」をまだ見たことがないとか、そもそも硬貨が新しくなったことを知らないとかコメントしている。そんな具合なので、支払機や券売機もなかなか対応しきれないのだろう。なにしろ機械の更新には多額の費用がかかるというのだから、仕方がない。

さらに 2年後には、一昨日の当ブログの記事でも触れた「新 1万円札」を初めとする新紙幣が出てくるというのだから、今急いで機械を更新するというモチベーションが生まれない。政府って、実際の市場の都合なんてあまり考えていないようなのだ。

ちなみに私自身も、500円玉が新しくなったなんてことはこのニュースを読むまで知らなかった。なにしろキャッシュレスの時代だし、多くの支払いはクレジットカードを差し出すか iPhone の画面をかざすだけで済むので、近頃は現金なんてまじまじと見たことがない。

今やどうしても現金が必要なのは、私の知るところではスーパー銭湯と、スーパーのロピア(参照)ぐらいのものだ。ロピアは私の住むつくば周辺にはほとんどないので、個人的にはどーでもいいし。

ちなみにスーパー銭湯という業界は、全体的にキャッシュレス化が滅茶苦茶遅れているみたいである。入る時の下足や、脱衣所で脱いだ服を入れるコインロッカーみたいなのは、デポジットとして 100円玉を入れなければならないし、券売機もほとんど現金以外は受け付けない。

この業界、顧客の多くがプリペイドやクレジットなどのカードに縁のないじいさんばあさんなので、しょうがないのかなあ。そうだとしても、上のニュースで紹介された「東急バス」なんかは、SUICA の使用を促進すればいいのにと思ってしまうのだが。

とにかく私は「現金」ってやつを「ものすごく鬱陶しいモノ」と思っているので、こんなようなニュースを読むとかなりイラついてしまうのだよね。昔からこんなだから、お金に縁がないのかなあ。

 

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

570両のバスを抱えるOバスは新500円硬貨に対応するのに3000万かかるので何もしないそうです。

今や全国にあるコンビニやスーパーは殆どが客がレジにお金を入れて決済する方式です。コンビニは一店舗でレジは3台位、スーパーは10台位あります。合計すると多分20万台位のレジを改修しなければならない。

24年上期には新紙幣にも対応しなければならない。財務省は新500円硬貨の発行を24年上期までストップしたほうがいいでしょう。民間の事情を全く考慮してなかったと思います。
そもそもキャッシュレスを推進するべきでしたね。

スーパーのレジは無人で勝手に釣銭が出てくるのですごいメカだなと感心しますが、あれってFAXみたいなもので完全に時代遅れですね。

高度な技術が社会で有効に利用されてない国です。(他国で利用されてる)

投稿: ハマッコー | 2022年4月13日 19:57

キャッシュレス推進の最大の要因は治安の悪さなので、日本ではある程度以上は進みにくい、というのはあるでしょうね。
アメリカと違って、新月の夜にお財布を持って銭湯まで歩いても後ろから刺されたりしませんし、
アフリカと違って、ライバル店に雇われたという設定の黒呪術師が妖精を使ってレジからお金を抜いていったりもしませんので。
参考:
https://blog.tinect.jp/?p=36606

投稿: 柘榴 | 2022年4月14日 07:58

ハマッコー さん:

>スーパーのレジは無人で勝手に釣銭が出てくるのですごいメカだなと感心しますが、あれってFAXみたいなもので完全に時代遅れですね。

「FAX みたいなもの」というのは、まさに言い得て妙ですね。

日本は現金と FAX の国なのだと再認識しました。

投稿: tak | 2022年4月14日 13:49

柘榴 さん:

アフリカでは妖精を飼ってる黒魔術師がいるんですね。すごいなあ ^^;)

投稿: tak | 2022年4月14日 13:53

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