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2022年4月 9日

西暦と元号がゴチャゴチャになってしまって

私はこう見えても、結構な伝統派である。大学卒業時の論文のテーマは歌舞伎の「九代目市川團十郎」だし、修士論文は「七代目団十郎」だった。さらにこのブログと並行して『和歌ログ』なんてのも毎日更新していることでもおわかりいただけると思う。

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というわけで、メインサイトの「知のヴァーリトゥード」を作った頃は、当然のように記事の日付を元号で表していた。たださすがに、例えば「平成 18年 4月 14日」は「H18.04.14」などと略式表示だったが(参照)。

ところがこの年になってしまうと、昭和と平成の御代が長かった上に、さらに令和の世の中に入ったもので、甚だわかりにくくなってしまった。元々数字に強くない(参照)身としては、もう元号で言われても頭の中がゴチャゴチャになってしまうのである。

というわけで、近頃は年を表すのにもっぱら西暦を使うように宗旨替えしてしまった。その方が混乱せずに済むからね。

ところがいろいろな文章を読んでいると、元号を使っているのがずいぶん多い。例えば「平成 23年(2011年)」みたいに書いてくれれば、ああ、今から 11年前のことで、東日本大震災のあった年だよね」とピンとくるのだが、「平成 23年」だけだと、今から何年前なのかもわからなくなってしまう。

本当に数字に弱いというのは因果なことで、元号のみの記述に出会う度に iPhone の「西暦・和暦・年齢・干支早見表」というのを開いて、西暦でいえば何年に当たるのかを確認する始末だ。これ、今や私の必須アプリである。

ただ、自宅で Mac に向かって仕事をしている時には、デスクの横っちょに貼り付けた自作の「元号 西暦 早見表」というのをチラリと見れば済むようにしている。上の画像がそれだ。

この表では 5年毎に区切って、西暦と元号を表示している。いくら何でも全ての年を表示したら、縦長になりすぎるし、間の 4年については、数字に弱い頭でも何とか計算できるからね。

右端の欄には、その時代の感覚が一目でわかるように、「第一次オイルショック」とか「バブル崩壊」とかのトピックスを入れている。いろいろ書き込んだら大変なことになるから、本当に代表的なものに厳選してあるのだが。

この表はなかなか便利なので、皆様も自分好みにアレンジして作ることをオススメしたい。

【同日 追記】

ちなみに私の運転免許証(自慢じゃないがゴールド)には「平成34年08月26日まで有効」なんて書いてあるので、ずっと「それって、いつ?」なんて思っていたが、計算してみれば今年の夏じゃないか。アブナい、アブナい。

こんなこともあるから、もう西暦表示に一本化してくれる方がいろいろな面でミスが減って、コスト面でも節約できると思うがなあ。

 

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コメント

私はなぜか1900(明治33)年から1989(昭和64,すなわち平成元)年までなら,大正も含めて西暦と元号の変換が瞬時にできるという特技(?)があるのですが,平成以降,とくに21世紀になってからはいちいち計算しないとできなくなってしまいました。
気がつくと平成以降の出来事はほとんど西暦でしか記憶していません。

計算する時の目安として,祖母が亡くなった年=平成5年=1993年,父親が亡くなった年=平成18年=2006年というのを基準にしているのですが,それでも(かえって?)頭の中がゴチャゴチャします。

投稿: nomibitoshirazu | 2022年4月 9日 20:38

ゆうちょ銀行、三井住友銀行、横浜銀行、は通帳の日付が元号表記。みずほ銀行が2018年10月から西暦表示。
元号を否定する気は毛頭ありませんが、お金のやり取りの世界ではいい加減西暦にして欲しいもんですね。

みずほは相次ぐトラブルによって、プログラムを軽くするために西暦表示にしたと思われますね。
元号表記は ”昭和時代の歌はよかったなぁ”なんていうのに便利ですがそれ以外のメリットは感じられません。

経産省が、「ビジネスの世界では西暦表示にしましょう」と言い出してもよさそうですが、言い出せない何かがあるんでしょうね。

あっ、国税庁も相変わらず元号に拘ってます。

投稿: ハマッコー | 2022年4月 9日 21:19

まえにちょっと面白いなと思ったのが産経新聞です。さすが極右の面目躍如、産経は元号を使っていますが、長期将来推計みたいのにも頑なにそれを使うので、「平成85年の予測では~」とか書いてあったんです。おいおいおいと。まあ確かに元号を使うという建前上、じゃあ何年以上はダメなのかとかありえないとするのかとか、敏感すぎる話題なのは確かですが。

投稿: らむね | 2022年4月 9日 23:28

nomibitoshirazu さん:

>私はなぜか1900(明治33)年から1989(昭和64,すなわち平成元)年までなら,大正も含めて西暦と元号の変換が瞬時にできるという特技(?)があるのですが,

そりゃまた、スゴい特技ですね。間違いなく自慢できます!

>平成以降,とくに21世紀になってからはいちいち計算しないとできなくなってしまいました。

それは残念!

ちなみに私は、歌舞伎論なんて専攻したおかげで、享保とか宝暦とか明和とか文政とかいう年号は、結構身近に感じるカラダになっています ^^;)

投稿: tak | 2022年4月 9日 23:45

ハマッコー さん:

>経産省が、「ビジネスの世界では西暦表示にしましょう」と言い出してもよさそうですが、言い出せない何かがあるんでしょうね。

まあ、右側の人たちは元号が好きですから、こればかりはタブーみたいなものなんでしょうね ^^;)

投稿: tak | 2022年4月 9日 23:47

らむね さん:

>「平成85年の予測では~」

そりゃまた「スゴいこだわり」というか、何というか… 私だったら恐ろしくてできない表現です ^^;)

ちょっと視点を変えると、逆に皇室に失礼なんじゃなかろうかとも思ってしまいます。

投稿: tak | 2022年4月 9日 23:52

平成のときは、「元号-12年」で西暦変換してました。

免許証は、有効期限については、「西暦(元号)年〇〇月〇〇日まで有効」と言う表記になりました。

アタクシの免許証の有効期限を見ると、「2026年(令和08年)〜」とあるので、「西暦-18年」で元号変換、いかがでしょうか?
(アタマの2000年は見なかったことに…)

投稿: 乙痴庵 | 2022年4月10日 11:59

乙痴庵 さん:

へえ! 運転免許の有効期限表示は、最近になって変わったんですね。

私の免許証には西暦は全然ナシですわ。いやはや。

投稿: tak | 2022年4月10日 21:38

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