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2022年5月28日

スーパーのステッカーで知る、世間一般のエコ意識

近所のスーパー(5月 12日付の記事でも書いた店)の入り口に "E O HOP" と表示された意味不明のステッカーがあるのに気付いた。「何のこっちゃ?」と思ったが、下に「地球にやさしい・いいお店」とあるので、”ECO SHOP” の ”C" と ”S" が退色して消えたものと推量できた。

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ググってみると茨城県庁のサイトに「エコショップ制度」というページがあり、"環境にやさしい商品の販売やごみ減量化・リサイクル活動に積極的に取り組んでいる小売店舗を「エコ・ショップ」として認定するエコ・ショップ制度を設けています" と謳われている。

このページによれば、「エコショップ」として認定された店に与えられるステッカーは、下の写真のようにグリーン地となっている(茨城県庁サイトより)。ところがどうやら、使用されたインクが「赤」と「黄」の耐光性の弱い安物のようなのだ(参照)。

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(クリックすると、茨城県庁サイトの完全版を新規タブで表示)

それで "C" と "S" の周囲の赤と黄の部分が完全に消えた結果、白抜きの文字が認識されなくなっている。のみならず「緑マイナス黄イコール青」ってなことのようで、全体の地の色まで青になってしまった。こういうの、「画竜点睛を欠く」というのだろうね。

というわけなのだが、このスーパー、せっかく認証された "ECO SHOP" が意味不明の "E O  HOP" になってしまっても、一向に気にしていないようなのである。まあ、ステッカーを作り直したら、それだけ CO2 排出増につながるとして遠慮しているのかも知れないが。

ちなみに 12日付の記事ではそこまで触れていないのだが、例の店内ポスターの下の方には下の写真のように、「冷房時の室温 28℃ で、従業員はクールビズスタイル(夏の軽装)にて対応させて頂いております。お客様のご理解をお願い申し上げます」と、一見もっともらしいことが書いてある。

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ところが実際のところ、ほとんどの従業員は「夏の軽装」どころか、ニットのカーディガンなどを羽織り、どちらかと言えば「寒さ対策」をしているように見えるのだ。このあたり、ハマッコー さんが次のようにコメントしてくれている。

食品系のスーパーだったら店内の温度は食品の品質を保つためどちらかと言うと低いです。
営業時間中そこで働く人たちは寒さから身を守るために厚着です。軽装なんてできません。
このスーパー何をしたいのでしょうか。

まさにその通りで、このスーパーの店内に入ると、半袖 Tシャツ 1枚では肌寒く感じるぐらいに冷房が効いており、さっさと買い物を済ませて出て来ないと震えるほどだ。「冷房時の室温 28℃」なんて、「嘘ばっか!」と言いたくなってしまう。

というわけで、このスーパーに限らず、世間一般のエコ意識なんて残念ながらこの程度のもので、掛け声と比べるとかなりの落差があるようなのだ。

 

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コメント

このスーパーのエコ意識がいい加減なのか、またはエコ対策によって店内が暑めになることへの理解を求める貼り紙だということを考えなしにただ貼れば良いとばかりに貼りまくらせる担当者が不適切なのか・・・?

日用雑貨など、鮮度維持を必要としない売り場に限って実行すればいいことなのに、日々の作業に追われてそこまで頭を働かせる余裕すらないとしたらスーパーの店員さんに同情すら覚えます。実際、相当きつい現場であることを知人から聞いたことがあります。

投稿: K.N | 2022年5月28日 20:17

そもそも、「クールビズスタイル(軽装)で対応させて頂いております」にお客様の理解が必要なんでしょうか。不思議なことを書くもんです。

こんなことでクレームを入れる人がいるとは想像できません。
(世の中には些末なことでクレームを入れ、承認欲求を満たそうとする御仁がいるのでゼロとは言いませんが)
ーーーーーーーーーーーーー
少し話題が変わります。

世の中は、SDG’S、コロナ対策、LGBT 、クールビズと言えば向かうところ敵なしですね。

IT関連のサポートセンターに電話すると決まって
〝コロナ対策のため電話が繋がりにくくなっております″
と案内される。待ち時間は何と20分です。

それってコロナ禍以前からなんですけどね。全部コロナ禍のせいにしてしまう。

SDG’Sということでレジ袋有料化する、替わりにごみ袋が消費されるだけでプラスチックの使用量は減らないと思う。喜んでいるのはスーパー業界だけ。
プラスチックバッグは年間300億枚が消費されてるらしい。半分の150億枚が4円で売られてるとしたら、600億円が小売業者に転がり込む。これは大きい。

そもそも、プラスチックバッグは石油精製時の副産物を有効利用したもので、買い物に使われゴミ出しに使われ、最後は燃やされ自治体によっては発電にも使われる。こんなエコな使い方はないと思います。進次郎君の言うことに反対する人はいなかった。これもSDG’Sの圧が強かったから。

こちらのサイトではやんわりと進次郎君の言うことに反論してます。
https://www.bkb.co.jp/topics/rezibukuro-flow/

投稿: ハマッコー | 2022年5月28日 21:14

K.N さん:

>日用雑貨など、鮮度維持を必要としない売り場に限って実行すればいいことなのに、

それほど大規模な店舗ではないので、売り場はワンフロアで、区別しようがないですね。

>日々の作業に追われてそこまで頭を働かせる余裕すらないとしたらスーパーの店員さんに同情すら覚えます。

本部の方から送られてきたポスターやステッカーを、取りあえず掲示するしかないんでしょうね。それ以上のことはあまり考えてないようです。

>実際、相当きつい現場であることを知人から聞いたことがあります。

担当の現場にもよると思いますよ。

投稿: tak | 2022年5月28日 21:29

ハマッコー さん:

>そもそも、「クールビズスタイル(軽装)で対応させて頂いております」にお客様の理解が必要なんでしょうか。不思議なことを書くもんです。

まったく同感です。

レジ袋に関しては、いろいろ複雑な事情があるようですね。取りあえず、店にとっては面倒が減って収入が増えるということで、悪い話じゃないようです。

いずれにしても、私としてはどこでも布製の「マイバッグ」持参で通してますので、気楽なものですが。

投稿: tak | 2022年5月28日 21:32

私としてはレジ袋有料化以前は、「レジ袋を何枚(何十枚も)もゴミ袋に突っ込んで捨てる」と言うことがありましたが、有料化後は再利用やマイバッグ等によりほぼ無くなりました。レジ袋ゴミ減量の効果はあると思います。

投稿: らむね | 2022年5月29日 14:41

らむね さん:

私は前から、あのレジ袋のペナペナ感が好きじゃないので、いつもマイバッグを持ち歩いて、レジ袋は断ってました。

最近は、自動的にレジ袋が出てくることがなくなり、「レジ袋は要りません」と断らなくても済むので、面倒が減りました (^o^)

ただ、一般的には確かに、ゴミ減量の効果はあるでしょうね。

ゴミ出しの際の袋ということに関しては、ウチの自治体では「可燃ゴミ用」「不燃ゴミ用」「プラごみ用」の 3種類の専用ゴミ袋を購入して使うことが義務づけられているので、そもそもレジ袋は使い途がありません。

投稿: tak | 2022年5月29日 15:46

誤解もあると思うので、一言。
スーパーマーケットでは、肉・魚・冷蔵食品・冷凍食品など冷やさなければならない商品をたくさん扱っておられるからだと思いますが、冷気が溢れています。
その為に冷房をかけなくても涼しい、というか冷えすぎて寒い店が多いという事情もあります。
余程、屋根面・天井面の断熱性能が低く輻射熱が多くない限りエアコンは切ってあると思います。どちらかというと暖房の為のエアコンになっていると思います。
但し、冷えた売り場では、高温多湿の気象の下で、温められた床や天井などで結露が発生しやすく、やむを得ず除湿を目的としてエアコンを作動させている場合もあると思います。

レジカウンターや、サービスカウンター付近は外気温や日射の影響を受けやすく何もしないと暑くなるので、エアコンによる冷房を入れておられることもあると思いますが・・・

投稿: ミツ | 2022年5月31日 09:19

ミツ さん:

このスーパーの従業員は、レジやサービスカウンター付近も含めて、しっかりカーディガンで「武装」してますね。

ずっといると、やっぱり寒いみたいです ^^;)

投稿: tak | 2022年5月31日 10:16

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