夏バテ防止に「筋肉」の維持が大切だったとは
NHK が【"災害並み” の暑さ キーワードは「筋肉」】という、一瞬「はあ、どういうこと?」と言いたくなるニュースを流しているが、ウェブサイトでよく読んでみると、「なるほど、納得」だ。それにしても "災害並み” とはよくぞ言ってくれたものである。
夏バテ防止に筋肉の維持が重要だと訴えているのは、兵庫医科大学の服部益治特別招聘教授である。筋肉は「体内の水分を蓄える貯蔵庫」のような役割を果たしているというのだ。
ところがこの 2年以上にわたり、コロナ禍で家に籠もる自粛生活が続いたため、多くの人たちの筋肉量が落ちている。ということは体内の水分量が落ちているのだが、そこにもってきてこの無茶苦茶な暑さなので、体が脱水症状を起こしやすい状態なんだそうだ。
コロナ禍の自粛生活が「筋肉量低下」につながることには、実は少し前から気付いていた。実は今年初めにちょっとした怪我をしてしまい、1ヶ月近くまともな運動ができない時期があったのだが、体重計に乗ってみても数字がほとんど増えていなかったのである。
当初は「俺って、太りにくい体質に変わったのかなあ」なんて都合よすぎることを思っていたのだが、すぐにそうではないと気付いた。体重が変わらないということは、脂肪が増えて筋肉が落ちているということなのだ。
さらに突っ込めば、脂肪は筋肉より比重が軽いのだから「脂肪と筋肉でプラマイゼロ」どころではなく、筋肉的にはかなりの赤字なのである。これはヤバい!
これに気付いてからというもの、怪我が完全に治る前から意識して自転車に乗るなど、体を動かすことを心がけてきた。おかげでなんとなく自分の体の中の感覚が変わって、「体が重くない」と思えるようになった。
近頃ではクソ暑くて運動もままならないが、早朝のうちに庭の雑草を取りまくって筋肉を使うようにしている。それにしても、この暑さのせいで雑草の生育がハンパじゃないので、抜いても抜いても追いつかない。しかしそれが体のためになっているなら、「雑草さんよ、ありがとう」というものだ。
体を動かすことが、「肥満防止」だけでなく「夏バテ防止」にまで役立っているとは知らなかった。いずれにしても、暑いからと言ってダラダラしているばかりでは体によくないようなのである。
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