来週になれば、猛暑が少し収まりそうだが
あまりの暑さで、外を少し歩くだけで頭がボウッとして息が荒くなるほどだ。これって、熱中症の一歩手前なんじゃあるまいか。少なくとも「夏バテ」の領域に脚を踏み込みかけているのは確かだと思う。
この暑さがこのまま続いてしまったら、7月や 8月になったら生きていくのも大変なことになるんじゃなかろうかと心配になり、ウェザーニュースでつくば地域の 10日間の予報を見たところ、上の図のような具合だった。「週末まで高温傾向で局地的に体温のような最高気温になるおそれあり」とある。
ただ、週を越すと、4日の月曜日の最高気温は 31℃で、その後は 20℃台が続くようだ。天気は曇りがちで雨がぱらつくようだが、雨でも降らなければこの暑くなりすぎた地面が冷えないから、かえってありがたい。もしかしたら「戻り梅雨」みたいなことになるのかもしれない。
5日の火曜日なんて、最高気温が「26℃」なんてことになっている。このくらいの気温だと、40℃近い暑さを通り過ぎた体には、少し肌寒いぐらいに感じてしまうんじゃあるまいか。願わくは、この予報が暑い方に外れたりしないでもらいたい。
これで暖まりすぎた地面が少し冷やされて「フツーの夏」に戻ってくれれば嬉しいが、7月中旬以後にまた熱波に襲われたりしたら、行ったり来たり(というか、行き過ぎたり戻り過ぎたり)のめまぐるしさで、それこそ「命の心配」をしなければならないだろう。
世界の気候変化については、HUFFPOST の 6月 4日付 "気候変動は、実際どれくらい「ヤバい」のか?専門家に聞いた" という記事に詳しく書かれている。
この記事には次のようにある。
今のままでは、パリ協定で合意した産業革命前からの世界の平均気温の上昇幅を「1.5℃」以内に抑える目標はおろか、「2.0℃」さえ難しい状況にある。
さらに、このままでは「いつか気候危機を止める手段がなくなるかもしれない」という警告まで発せられている。
こんな記事を読んでしまうと、「ああ、私も来月は 70歳になるし、さっさとこの世におさらばできるから、もうどうでもいいや」なんて、申し訳ないことを思ってしまう。しかし幸か不幸か妙に健康で丈夫なもので、実際にはいつまで生きるか知れたものではない。
そうなると、ずっと「この世ならぬ暑さ」に耐えていかなければならず、「あの世」に行くよりずっとしんどいことになってしまう。生きていくって、大変なことなのだね。
【7月 1日 追記】
今朝の NHK ラジオ天気予報で、私のご贔屓の気象予報士、伊藤みゆきさんが、「来週になれば気温も 35℃ぐらいに落ち着いて・・・」と言っていた。「35℃ぐらいに落ち着いて」というのは、ちょっと前までならあり得ないレトリックだが、今はフツーに言えちゃうのだね。
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