山形県では洪水被害が出ているようだ
今朝更新した「和歌ログ」では、「この辺りではこの雨のおかげで地面と建物が全体的に冷やされたようで、久しぶりに涼しい体感の朝となった」なんて呑気なことを書いてしまった(参照)が、私の生まれた山形県の最上川上流では大変なことになっているようだ。
地元紙「河北新報」は「山形・最上川が氾濫 大江町などで住宅地浸水 JR米坂線で鉄橋崩落」と報じている。記事になっている辺りは、クルマで帰郷する際に通ると本当にいい気持ちの道が続くところなのだが、今回の大雨で、濁流が堤防を越えて住宅地に流れ込んでいる。
今世紀に入るまでは、山形県というのは比較的自然災害の少ないところで、国土交通省のサイトを見ても、最上川の水害は 1913年から 2000年までの 87年間では 7回しか記録されていない(参照)。10年に 1度以下の頻度である。
ところが 2001年以後は 既に 4回記録されており、今回の水害を入れれば 22年間で 5回ということになる。つまり 4〜5年に 1度ということになってしまったわけだ。
災害規模として見れば、1967年、69年、71年の 3回が飛び抜けて大きいが、この当時は河川整備が不十分だったこともあって、多くの住宅が水に浸った。ところが最近は堤防などの整備が進んだにも関わらず洪水は増えてしまっている。
最上川水系だけでなく、日本各地で水害が増えている。知り合いに「平成 29年 7月九州北部豪雨」の被害に遭った人がいるが、被害地域はそれまで決して洪水災害の多いところではなかったが、最近では毎年何度か大雨による避難指示が出ているという。
これはもう、日本の気候が変わってしまったためとしか考えられない。熱帯化してしまっているじゃあるまいかとまで思ってしまう。
今日は実は、運転免許更新に伴う「高齢者講習」というのを受けるために、近場の自動車教習所で 2時間以上(往復と待ち時間を入れたら、ほぼ 4時間)の時間を潰した。何しろ先月で 70歳になってしまったので、こんな面倒なことをしなければならなくなったのである。
面倒だが悠長な時間を過ごして帰宅し、ニュースを見て驚いている次第である。
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