Zoom の業績低迷による「とばっちり」?
REUTERS が「米ズーム、通気売上高・利益見通しを下方修正 需要低迷で」というニュースを伝えている。「新型コロナウイルス禍で高まった需要が鈍化しており、株価は引け後の時間外取引で7%超下落した」ということのようだ。
Zoom の株価が多少下落しようと、そんなのはこちらの知ったことではない。ところがこの低迷による「とばっちり」みたいな影響が既に現れているようなので、ちょっと厄介なことになっている。
先日、仕事で Zoom を使い、遠隔地の関係者とミーティングをしていた時、話の途中で回線がストンと落ちてしまった。すぐに新たなミーティングを設定して再開したので事なきを得たが、ちょっと慌ててしまった。
後で調べてみると、この原因は、Zoom が今年 6月 17日に実施した「無料アカウントでのミーティングの時間制限の変更」だったようだ。以前は私の無料アカウントでも「1 対 1 」のミーティングは「時間無制限」だったが、この変更により「40分」という時間制限が設けられたようなのである。
私の場合、自分でやるのはほとんど 「1 対 1 」のミーティング(多人数での会議は、その主催者の有料アカウントで行われるものに参加するのみ)なので、これまでは無料アカウントで十分だったわけだ。
しかし状況が変わってしまった以上、考え直さなければならない。年に数回程度の「40分じゃ済まない 1 対 1 ミーティング」をするためだけに Zoom に年額 20,100円(参照)というアカウント料を払ったら、1回当たりのコストが数千円という馬鹿馬鹿しいことになってしまう。
さしあたり別のシステムを使うほかないだろう。真っ先に思いつくのが LINE だが、私は前にも書いたように(参照 1、参照 2)、LINE は好きじゃない。これでオンライン・ミーティングしようとすると「友達登録」なんてことをしなければならないというのも、何だか億劫である。
ならばと、Zoom と LINE 以外でも、リモート会議のできるシステムはないかと調べてみたところ、いくつかはある(参照)ようなのだが、あまり一般的じゃない。Skype でも リモート会議ができるなんて初めて知ったが、相手によっては戸惑ってしまうこともあるだろう。
というわけで、当面は嫌いな LINE でやるしかないのかなあ。
Zoom としては拙速に「取れるところから取っちまおう」と考えたために、既存ユーザーを他のシステムに流出させる結果になってしまっていると気付かなければならないだろうね。
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