所沢市長、決して悪い人じゃないんだろうが
東京新聞 8月 30日付に ”所沢市長、旧統一教会系と知りつつイベント出席 「反省はそんなにしていません」「もう行かないとは言えない」” という記事があるのを見て、子供じみた言い草に思わず笑ってしまった。決して悪い人じゃないんだろうが、こんなのがウチの市長じゃなくてよかったとも思ったよ。
記事は次のように始まる。
埼玉県所沢市の藤本正人市長(60)は30日、昨年8月に開かれた世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体のイベントに出席し、あいさつをしたと明らかにした。「旧統一教会系の団体と知っていた」といい、自身の選挙での応援は「一切ない」とした。市の定例会見で質問に答えた。
ほとんどの政治家がこうした問題に関して「統一教会系との認識がなかった」なんてトボけているのに比べれば、藤本市長のコメントは非常に正直である。これに関しては妙な意味ではあるが、評価できる。
ただ、「イベントには信者の知人から誘われ、その後、招待された」というのだから、自身の選挙での応援が「一切ない」というのは、かなり疑問だ。「正式に応援を依頼したことはない」というだけのことで、実質的には多かれ少なかれ応援はあったとみるのが自然だろう。
それから、統一教会に関して「昔は問題があったが、その後は(霊感商法などの)情報が出なくなったので改善していると思っていた」というのは、政治家として認識が足りなすぎる。そんなことだから、「反省はそんなにしていません」なんて、お笑い草発言になってしまうのだろう。
今後の関わりについての、「私の性格上、もう行かないとは言えない」というコメントも困りものだ。こうした類いの問題を自分の「性格」に帰してしまう政治家は決してこの人だけではないが、まったく言語道断である。
政治家に「性格」でこんな発言をされては、有権者はたまったものではない。
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