「低心拍だからって、それがどうした?」という感覚
デスクワークをしている時など、左手首の Apple Watch が細かくプルプルッと振動するので画面を見ると、「・・・ から始まった 10分間に心拍数が 40BPM を下回りました」などと表示されている。私は単に「はいはい、了解」と心の中でつぶやき、何のことなく再び仕事に集中する。
Apple Watch というのは、こちらが知らないうちに心拍数を測っていて、低くなったりすると警告してくれるのだ。なかなかよくできてるというか、ちょっとお節介なものなのである。というのは、この警告はしょっちゅうなので、私にとっては日常茶飯事なのだ。
で、こちらがまったく意に介さずに仕事を続けていると、しばらくしてまた同じような警告をしてくる。「うるさいなあ。ずっとデスクワークしてるんだから、心拍数が無駄に上がるわけないだろうが!」と少々ムカつくと、そのおかげで少し心拍数が上がるらしく、警告はそれで収まったりする。
昔から職場の健康診断などで、「心拍数が低いですね」と言われ続けてきた。
「それで不都合でもあるんですか?」と聞くと、逆に「何か不調を感じたりしませんか?」と聞かれる。「全然」と答えると、「そうですか。それならいいんですが」となってそれきりになるが、診断結果にはしっかりと「低心拍」なんて書かれていたりする。
こちらとしては、「低心拍だからって、それがどうした?」という感覚でしかない。何しろ至って健康で、半世紀以上、花粉アレルギー以外の病気らしい病気はしたことがない。「無理に病人扱いしないでくれよ」と思うばかりだ。
ふと思いついて e-ヘルスネットというサイトの「スポーツ心臓」という項目を見ると、次のように書いてあり、「俺って、これかも」という気がしてしまう。
大きな特徴としてあげられるのは心拍数の低下です。これは筋肉が発達した結果、1回の拍動で血液をより多く送り出すことができるようになり、少ない拍動でも全身に十分な酸素を運ぶことが可能なために起こる現象です。
若い頃はとにかく持久力を要する運動ばかりしていて、とくに合気道と山登りはかなり長い間続けていた。70歳になってしまった今でも自転車で 50〜60km 走るぐらいは、全然どうってことないし、結構なヒルクライムもする。まあ、100km も乗ればさすがにちょっと疲れるけど。
というわけで、Apple Watch には「スポーツ心臓調整」みたいな機能を加えてもらいたいなんて思っている。余計なお節介が減るように。
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コメント
ああ、そうですよ、長距離走や自転車ロードレースなど持久系のスポーツをやっている人は心拍数が少なくなります。選手のスペックを測る一つの目安(少ないほどいい)にもなっているとか。さすがですね。
投稿: らむね | 2022年9月16日 18:31
らむね さん:
やっぱりそうなんでしょうね。心拍数が低くても、当人は至って快調ですから。
しかしまあ、若い頃にガンガンやってた頃の財産がまだ残ってるってわけで、ありがたいっちゃあ、ありがたいんですね (^o^)
投稿: tak | 2022年9月16日 21:19