100代後の子孫まで祟るとは、マメ過ぎる
日本共産党の『しんぶん赤旗電子版』が、"徹底追及 統一協会 縄文先祖まで「解怨」献金 本紙入手の解説本 高額奪う手法" という記事を報じている。「解怨」という儀式を通して縄文時代まで遡る先祖の霊の苦しみを解き天国に送るというのだから、なにしろスゴすぎる。
記事によれば、教団の『先祖解怨(かいおん)・祝福 受付ガイドブック 第5版』(2007年 4月発刊)という書籍は次のような内容らしい。
ガイドブックによると供養が必要な先祖は当初 120代前まででしたが、文鮮明、韓鶴子の指示で 210代前まで必要になったとしています(現在は 430代前まで)。1世代を 20年と計算しても縄文時代の先祖までさかのぼることになります。
儀式のためには「解怨献金が必要である」とも。献金額は 1〜7代前までをひとくくりとして 70万円。それ以後は、7代ごとに 3万円となっています。
統一教会は、父親の母方、母親の母方まで計 4家系の先祖解怨を求めているので、210代前までの「解怨」には 628万円かかり、夫婦 2人分だと、その倍の 1,256万円が必要になるという。献金を完納しないと先祖が子孫を恨むようになり「悪さをされる」と脅されてしまうようなのだ。
なるほど、教団に金が集まるわけだ。「地獄の沙汰も金次第」という諺が脳裏に浮かぶ。
私とて、先祖の供養は大切なことと思っていて、ここ 3年はコロナ禍で帰郷していないが、田舎の墓参りは続けて来た。それは自分の中で「先祖との精神的なつながり」ということを意識しているからであって、「墓参りしないと恨みを買って悪さをされる」なんて思ったことは一度もない。
それに先祖の側からしても、「解怨」されないと 100代も 200代も時代を下って子孫に悪さをするなんて、ちょっと考えただけで途方もなさ過ぎる。孫が 3人以上いるなんて人は珍しくないから、100代も下れば子孫の数は大変なことになり、「悪さ」をするだけで大変だ。いくら何でもマメ過ぎる。
生きてる間だけでもよしなしごとで結構忙しいのに、死んでからまでそんな骨折り仕事をするのは御免蒙りたいものである。いや、骨は娑婆に置いてきてるか。
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コメント
たしかにとんでもないですねw
仮に、ひと組の男女が2人の子を産み成人するということを繰り返すと(これだと人口が長期にわたって変動しない)、430世代後には2772669694120814859578414184143083703436437075375816575170479580614621307805625623039974406104139578097391210961403571828974157824人の子孫に祟るようです(目が痛い(笑))
投稿: らむね | 2022年9月28日 19:05
らむね さん:
私は計算してみようとも思いませんでしたが、誠に誠にご苦労様でした (^o^)
投稿: tak | 2022年9月28日 19:34
昔、上岡龍太郎が霊能力者に対して「お前の孫が墓参りせんかったら、お前は可愛い孫を祟るんかっ(大意)。」って怒ってましたが、これが答えのような気がしますね。
投稿: tkckt | 2022年9月29日 09:27
tkckt さん:
なるほど (^o^)
投稿: tak | 2022年9月29日 13:35