人混みには、もう生理的な次元で入れない
ハロウィーンの本番は今日。その本番前の昨日付で、NHK が「渋谷でハロウィーン前に警戒強化」というニュースを伝えている。韓国ソウルでの雑踏事故を受けてのことだが、その渋谷の雑踏を伝える画像を見ただけで、私はぞっとしてしまった。最早、人混みには入れないカラダになっているようなのだ。
今回の事件、もし遠い彼方から地球をウォッチする宇宙人がいたとしたら、「地球上で増えすぎた人類の比較的若い層が、人口調整のために集団自殺をした」なんて解釈をしてしまうんじゃなかろうかなんて、ふと思ってしまった。不謹慎な言い方ではあるが、まったく別の目で見たらそう思われても不思議じゃない。
首都圏内とはいえ、田園風景の広がるつくばの片田舎で暮らす身としては、上の写真のような雑踏は生理的な次元で受け付けられなくなっている。これでも 10年ちょっと前までは毎日満員電車に揺られて都内に通勤していたわけなのだが。
フリーランスになって在宅での仕事が増え、必要な時だけ仕事先に行けばいいという身分になったおかげで、ラッシュアワーからは長らく遠離っている。雑踏への「耐性」がなくなって久しい。
それでなくても、コロナ騒ぎで都会に出る用事が激減している。先日、久しぶりで都心での仕事に出かけた時は、ラッシュアワーでもないのにかなり気疲れしてしまった。都会人の「ラッシュ慣れ」というのは、実は異常なんだと思う今日この頃である。
そんなわけで、今回の事件を見るにあたっては「遠い彼方の宇宙人」的感覚がちょっと混じってしまった。どうか悪しからず。
ちなみに、ハロウィーン本番の今日は週明けの月曜日でもあり、ソウルの事件の生々しい印象もあるので、人出はそれほど多くならないんじゃあるまいか。それでも渋谷辺りでごった返すとしたら、それはある意味「タナトスの勝利」である。
【同日 18:53 追記】
TBS が渋谷スクランブル交差点の様子をライブカメラで伝えているが、何だかんだ言っても、やっぱりすごい混雑だなあ(参照 ⇐ このリンクは、当日限りかもしれないが)。
ちなみに、映っている群衆の顔を見ても誰も楽しそうじゃないってのは、どういうことなんだろう?
【同日 20:55 追記】
改めてライブカメラを覗いてみると、渋谷交差点は警察の手によって人流が完全にコントロールされている。歩行者信号が青になると、横断歩道に沿ってさっとロープが張られ、そこからはみ出さないように整然と歩かなければならないようだ。
こんな不自由なところに行っても、楽しくもなんともないだろうなあ。見ていて馬鹿馬鹿しくなった。
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