「情緒的な思いやりコメント」と「直情的な誤解」
今日は図らずも、昨日の "高市氏と小林氏の tweet に見る「デマ」の発生要件" という記事の続報みたいなことになる。小林氏が問題の tweet を「誤り」と認め撤回するとの記者会見を行ったとやらで、彼としてはこの問題について、表面的には「一件落着」としたいようなのだ。
何しろ、自分自身が「情報ソース」とした、尊敬して止まない高市早苗氏が自らの tweet で「不正確な情報 」と言っているのだから、撤回せざるを得ない。他の問題で単に炎上しただけだったら、「いや、俺は間違ってない!」と言い張るところだろうが。
ただ、これで小林氏が望むように「一件落着」とするわけにはいかない気がする。というのは、昨日の記事で書いたように、高市氏の講演を聞きに集まるような人の中には、小林氏と同じような「直情的な誤解」をしたくてたまらない人が少なくないだろうからだ。
今回は直情径行的な小林氏がたまたま Twitter に書いて炎上したために大問題になったが、これさえなければ同じような「直情的誤解」のまま、同じようなことをあちこちで吹聴する人が結構いたはずだ。これは間違いないと思う。
昨日の記事でも触れたが、高市氏が妙にやんわりと小林氏の誤りを指摘した「腕の耐えがたい痛みでMRI検査を受けている間に、不正確な情報が」という tweet には、彼女の体調を案ずる思いやり溢れるコメントがどっさり付いてはいるものの、小林氏を批判するようなものはほとんど見当たらない。
つまり彼女及び彼女の支持者たちは、小林氏のあのとんでもない tweet をさほど大きな問題にしたくないようなのである。そりゃそうだ、「身内のちょっとした勇み足」みたいなものだからね。
それで私は昨日、"「情緒的な思いやりコメント」と「直情的な誤解」の間のギャップって、実はそれほど大きくないのかもしれない" と、思わせぶりなことを書きたくもなってしまったわけだ。
さらに「追記」の中で、"「高市早苗先生」と「自分」とが一体化しすぎている彼の「無意識的構造」" ということにも触れている。これって、案外重要なポイントであり、改めて書くかもしれないので、そのあたりも

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コメント
takさん、私も「いくら内心で思っていても高市氏がそこまでは言わないだろう」と思っていたんですが。
どうもこの発言、あの「日本会議」の講演会で出たらしいのです。
https://mainichi.jp/articles/20221006/k00/00m/010/092000c
しかも高市氏ほどの大物が来るにも関わらず、録音録画禁止、日本会議がイベント案内に乗せないほどの内密さで。
https://www.nipponkaigi.org/category/event/event-04
相当に「濃い」講演だったことは容易に想像できます。リップサービスが過ぎたんじゃないかなと思います。
投稿: らむね | 2022年10月 6日 16:28
らむね さん:
>どうもこの発言、あの「日本会議」の講演会で出たらしいのです。
ありがとうございます。それを報道する毎日新聞の記事までは、私も確認していました。
>しかも高市氏ほどの大物が来るにも関わらず、録音録画禁止、日本会議がイベント案内に乗せないほどの内密さで。
そこまでは、気付いていませんでした。いやはや、驚きに値しますね。
>相当に「濃い」講演だったことは容易に想像できます。リップサービスが過ぎたんじゃないかなと思います。
まさにそういうことですね。彼らにとっての最大の問題は、小林氏がそれを Twitter なんかに「正直に」書き込んだことだったんだと思わざるを得ませんね。
投稿: tak | 2022年10月 6日 22:42